出版社を探す

学習と生徒文化の社会学

質問紙調査から見る教室の世界

著:須藤 康介

紙版

内容紹介

本書は2000年代以降に実施された大規模な質問紙調査データの分析を通して、主に中学生・高校生の学習と生徒文化について、実証的な知見を導いた研究書である。学習や生徒文化についての研究蓄積は数多くあるが、両者を同時に扱った研究は少ない。本書では両者を同時に視野に入れた分析・考察を行うことで、学習と生徒文化の相互関連を描き出している。また、一般読者にもできるだけわかりやすい記述を心がけている。

目次

第1部 学校文化と学習
 第1章 学力といじめ被害
 第2章 学習時間に対する同級生の影響
 第3章 KYとアクティブ・ラーニング
 第4章 努力主義の勉強観とその影響
 COLUMN1 都道府県ごとの学級崩壊発生率

第2部 中高一貫校
 第5章 私立中学校の入試ランクによる違い
 第6章 中学受験入学者の学校適応と価値観
 COLUMN2 公立中高一貫校の難関大学進学率

第3部 生徒たちの意識
 第7章 自己有能感の形成と学歴実力主義
 第8章 ジェンダーをめぐる隠れたカリキュラム
 第9章 授業形式と教師への信頼
 COLUMN3 教師の犯罪率とその推移

 付章 統計表の読み方

著者略歴

著:須藤 康介
須藤 康介(すどう こうすけ)

現   職:明星大学 教育学部 准教授
最終学歴:東京大学大学院 教育学研究科比較教育社会学コース博士課程修了
       博士(教育学)
専門分野:教育社会学

ISBN:9784860155193
出版社:みらい
判型:A5
ページ数:160ページ
定価:2500円(本体)
発行年月日:2020年09月
発売日:2020年09月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNA