第1章 医療被ばくガイドラインの策定
1.わが国における医療被ばくの現状
2.医療被ばくと放射線防護の3原則
3.2000年のJART会誌発表
4.2000年ガイドラインの目的
5.医療被ばくガイドライン作成の意義
6.「安心できる放射線診療のために」の開催
7. 医療被ばく線量には2つの意味
8. 医療被ばくを説明する場合の注意点
9.医療被ばくガイドライン2006公表後の活動報告
9-1.線量推計法
9-2.装置表示を用いる方法
第2章 診断参考レベル
1.診断参考レベルの公表
2.診断参考レベル運用上の注意点
3.医療被ばくの正当化
4.DRLs2020公表後の活動報告
第3章 医療被ばく低減施設認定
1.医療被ばく低減施設の紹介
1-1.医療機関の認定
1-2.医療従事者の認定
1-3.医療被ばく低減施設認定
1-4.医療被ばく低減施設認定の審査項目
1-5.医療被ばく低減施設で求められる認定資格
2.訪問審査から見えたこと
3.個人モニター2個装着事例
3-1.医療被ばく低減施設認定受審の試み
3-2.個人モニター2個から実効線量の評価
4.放射線診療従事者の被ばく線量測定
5.装置の出力測定および患者被ばく線量の推計
5-1.一般撮影(レントゲン)の出力測定
5-2.X線CT検査の出力測定
5-3.血管造影検査の出力測定
6.施設認定受審に向けての活動
6-1.認定を知ってもらう
6-2.放射線の量を調べる
6-3.放射線の量を知る
6-4.人体への影響を計算する
6-5.装置を管理し放射線の量を保つ
7.核医学施設の管理
7-1.核医学検査の概要
7-2.放射性医薬品の投与量決定
7-3.核医学検査の被ばく低減
7-4.核医学施設の管理
8.漏えい線量測定
9.医療被ばく低減施設認定の現状
9-1.日本放射線公衆安全学会の取り組み
9-2.医療被ばく低減施設認定に期待されること
第4章 医療法施行規則の改正を受けて
1.レントゲン手帳
1-1.「レントゲン手帳」って何ですか?
1-2.レントゲン手帳の利用経験
1-3.医療被ばく線量の記録は、他の国でも行っているのですか?
2.放射線診療従事者の手指被ばく防護
2-1.X線透視での手指被ばく防護
2-2.核医学検査での手指被ばく防護
3.放射線業務従事者の水晶体被ばく防護
3-1.水晶体被ばくの影響について
3-2.医療機関における放射線業務従事者の水晶体被ばくの現状と対応
4.病院職員の教育訓練
4-1.診療用放射線の安全利用に関する研修
4-2.放射線障害の防止に関する教育訓練
4-3.安全衛生教育
5.医療用放射線装置管理
5-1.概要
5-2.関係法令
5-3.装置の研修
5-4.装置の点検
6.ポータブル撮影時の被ばく管理
6-1.病室でのX線撮影と散乱線について
6-2.自然放射線との比較と実際の対応について
7.検診機関における被ばく線量管理
8.患者さんからの質問への対応
8-1.求められる医療被ばくの説明責任
8-2.検診機関における被ばく説明
8-3.放射線被ばくと白血病
第5章 市民に向けた活動
1.医療被ばく相談活動
2.市民対象の行事
3.学校訪問活動
4.埼玉県診療放射線技師会の活動
5.北海道放射線技師会の活動
5-1.線量を知るために
5-2.疑問に答えるために