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2009年２月、大統領の無期限再選制を成立させ、長期政権を目指すベネズエラのウーゴ・チャベス大統領。彼は革命家なのか、ポピュリスト的独裁者にすぎないのか？　そして何を目指すのか？　関係者への膨大なインタビューと調査により実像を活写。

第１章　革命到来
第２章　「私が共産主義者だって？」
第３章　我が最初の実存的闘争
第４章　陰謀を企む男
第５章　幸運な叛乱
第６章　模範的将校
第７章　ボリバールと私
第８章　リキリキを着た痩せっぽち
第９章　恵まれた状態
第10章　エアバス世界一周の旅
第11章　混乱の四月
第12章　ミラフローレスの芸能人
第13章　ブッシュの馬鹿とフィデル・カストロ
第14章　近所とのいざこざ
第15章　みにくいアヒルの子
第16章　チャべーラ荘
第17章　二〇二一年に向けて

著：クリスティーナ・マルカーノ
1960年カラカス生まれ。アンドレス・ベリョ・カトリック大学でコミュニケーションを学び、カラカスの新聞社『エル・ディアリオ』に入る。その後『エル・ナシオナル』紙編集部に移り、国際部編集長、海外特派員を歴任。2004年に、アルベルト・バレーラ・ティスカと共著で本書を上梓。

著：アルベルト・バレーラ・ティスカ
1960年カラカス生まれ。ベネズエラ中央大学文学部卒。同大学教授。作家、詩人、ナレーター。長くテレビドラマの脚本家として活躍している。1996年から『エル・ナシオナル』紙のコラムを執筆している。著書に『Letras Libres y El Gatopardo』、『También el corazón es un descuido』などがある。

訳：神尾　賢二
1946年大阪生まれ。早稲田大学政経学部中退。映像作家、翻訳家。翻訳書に『ウォーター・ウォーズ』（ヴァンダナ・シヴァ著、緑風出版）、『気候パニック』（イヴ・ルノワール著、緑風出版）、『石油の隠された貌』（エリック・ローラン著、緑風出版）、『灰の中から』（アンドリュー・コバーン／パトリック・コバーン著、緑風出版）がある。