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アメリカから見た3.11

日米両政府中枢の証言から

著:増田 剛

紙版

内容紹介

「戦後最大の国難から13年」
3・11原発事故 そのとき日米はどう動いたか 政権中枢の証言で描く迫真のスクープドキュメント ついに書籍化!
「撤退なんてあり得ない! 東日本が全滅するぞ!」(菅総理大臣)
「日本人は『英雄的な行動』を取る必要がある」
「それは、がんや死の可能性すらあるような、放射線被ばくを受け得る行動を意味する」(米政府高官)

目次

はじめに 
第一章 DAY1&DAY2 複合危機の発生と進行
  福島第一原発、電源機能停止! 
  メルトダウンが起きる 
  チェルノブイリを超える惨事になる 
  もう日本はダメになるんじゃないか 
  とにかく現場の様子がわからない 
  現場の放射線量が急上昇している 
  決死隊を作ってでもやります 
  原発が爆発しています! 
第二章 DAY3&DAY4 日米同盟「不信の構造」
  アメリカに直結する大問題だ 
  なぜ日本政府は情報を渡さないのか 
  最も情報が集まるのは官邸だ 
  彼ら自身、情報を持っていなかった 86
  急がないと、状況が破滅的になる 
  主権国家として、さすがにそれは難しい 
  日本は官僚主義的だ 
第三章 DAY5 運命の日
  もうダメかもしれない 
  疑心暗鬼が渦巻いていた 
  撤退なんてあり得ない! 
  これから統合対策本部を作る 
  注水の人間は残してくれ 
  三月一五日は、運命の日だった 
第四章 DAY6&DAY7 反転攻勢
  日本は一丸となって対処すべきだ 
  英雄的な努力が必要だ 
  私たちは日本を捨てたとみなされる 
  日本政府は行動を始めた 
  日本の避難指示の範囲は適切だ 
  日米の信頼関係が高まっていった 
  アメリカは日本を支え続ける 
終章 THE DAYS AFTER
  証言者たちは、今、何を思うのか 
あとがき 

著者略歴

著:増田 剛
NHK 国際放送局記者(NHK ワールド編集長)。
1970 年東京都生まれ。一橋大学法学部卒。1992 年、NHK に入り、政治部記者、ワシントン特派員、解説委員を歴任。2019 年から現職。
専門は外交・安全保障。解説委員として「おはよう日本」「時論公論」「くらし☆解説」など出演多数。現在は、NHK ワールド「NEWSLINE」などに出演。
著書に『ヒトラーに傾倒した男─A級戦犯・大島浩の告白』(論創社、2022 年)。『日朝極秘交渉―田中均と「ミスターX」』(論創社、2023 年)

ISBN:9784846023614
出版社:論創社
判型:4-6
ページ数:248ページ
価格:2000円(本体)
発行年月日:2024年02月
発売日:2024年03月06日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JKS