はじめに/森田実
第一章 【対談】「西部邁」を語る 森田実×藤井聡
大学生、西部邁青年との学生運動における出会い 「経済学者・西部邁」が誕生 『ソシオ・エコノミックス』を出版し頭角を現す 西部さんは、麻雀が大好きだけれど、弱かった 若手の頃から皆に好かれていた「西部邁」 経済学者連中が皆数学を重視した中「思想」こそがと主張 数学と社会、実践、倫理、そして宗教を交えて学術的活動を推進 腐敗したテレビ空間の中で、唯一「真実の言葉」を吐く人物 『座して死を待つの愚挙はやはり避けなければならない』 西部塾、という思想的実践、実践的思想の訓練の場 『PAP』を通したその乖離と融合 西部邁というのは、知の巨人達の「イタコ」のような人物だった 西部邁は、「知の触媒」の役割を果たした 境界領域を開拓した経済学者ヴェブレンと西部邁 学問の土壌となる、自然幼少期の体験 現代人を鍛える三つの特異体験:留学体験、獄中体験、大病体験 世間の風潮など一顧だにしない「西部ワールド」 西部ほど自由に生きた学者はいない 死生論と自由論 自由、独立のために必要な「経営」との適切な距離感 「破天荒」な西部邁の、徹底的な「律儀」さ 宗教性・信仰心を持ちながら、論理で否定しことで生まれた数奇なる人生 「三島vs全共闘」が暗示する、宗教性・信仰心を巡る西部邁とのあり得べき議論 真剣に生きた不完全な人物だったからこそ「守・破・離」はもたらされた 語り得るものを徹底的に語り、語り得ぬものを「歌」う 再び、経済学者・西部邁の優秀さと野心、そして生真面目さ 誰にでも好かれ、そして、誰をも好いた、西部邁
第二章 西部邁による「森田実」評
善良な策略家森田実/西部邁
【解説】「善良な策略家森田実」/藤井聡
第三章 【対談】政治評論家 森田実、「我が人生」を語る 森田実×西部邁
西部邁という大秀才がいる 森田実ならばどうするだろうか 森田さんは麻雀の名人だった 西部さんは「数学の罠」に囚われなかった 「砂川闘争」をたった一人で率いた森田さん 共産党を追及して除名処分に アメリカに真正面から対峙する闘いがあった 六〇年安保の英雄たち 高度成長の裏側もあった 青年たちに期待を寄せる雰囲気があった 郵政改革の批判者は「容赦なく切る」 僕らの学生運動では、議論だけはしてきた ポリスの前提には、ある種の道徳の共有があった 日本の未来はどうなるのか? _
【解説】「【対談】政治評論家森田実、「我が人生」を語る」/藤井聡
第四章 西部邁の最後の傑作が「藤井聡」である
西部邁の最後の傑作が「藤井聡」である/森田実
藤井君の思慮有る勇気/西部邁
藤井聡処女作に寄せられた「解説」(西部邁)について/藤井聡
付 論 同意形成は公的活動への参加のなかで 西部邁
住民投票における人工の同意 民主「主義」の落とし穴 公心なければ公益なし
PAP(公的活動企画)の提唱
おわりに/藤井聡
追悼 森田実/藤井聡