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桜美林大学叢書 15

出土文献からみた魏晋・五胡十六国時代の河西

著:町田隆吉

紙版

内容紹介

本書は、中国西北の河西地域(甘粛省)に営まれた古墓から出土した魏晋・五胡十六国時代の簡牘や陶瓶などに記された漢語文献について、この一〇年に刊行した研究論文を集めたものである。当時の死生観や葬送文化などが窺い知れる貴重な一次史料である。

目次

総 論◉河西出土魏晋・五胡十六国時代漢語文献概要
第一章◉武威出土五胡十六国時代「板」(官吏辞令書)研究
第二章◉臨沢出土西晋時代訴訟関係文書研究
第三章◉高台出土冥婚書研究
第四章◉敦煌出土磚画及び鎮墓文研究

著者略歴

著:町田隆吉
桜美林大学リベラルアーツ学群教授。1952年埼玉県生まれ。1975年東京教育大学文学部史学科卒業。1982年筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科満期退学。その後、東京学芸大学附属高等学校大泉校舎や桜美林大学などにおいて教育及び研究に従事。
共編著『磚画・壁画からみた魏晋時代の河西』(汲古書院、2019年)、論文「『唐乾封二年(六六七)西州高昌県董真英随葬功徳疏』小考」(太田幸男・多田狷介編著『中国前近代史論集』、汲古書院、2007年)、「麴氏高昌国時代寺院支出簿の基礎的考察」(土肥義和編『敦煌・吐魯番出土漢文文書の新研究』、東洋文庫、2009年)など。専門は中国古代史、敦煌・吐魯番文書研究。

ISBN:9784846022044
出版社:論創社
判型:4-6
ページ数:336ページ
価格:3800円(本体)
発行年月日:2023年03月
発売日:2023年04月07日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPC