歴史の呪縛を解く
日本とコリア、そしてチャイナの近現代
著:木村光彦
紙版
内容紹介
戦後日本人の歴史理解を問い直すために。イデオロギー、偏見/偏向、無知、事実誤認に縛られた日本―コリア関係を、背後の中国共産党の動きとともに考察。実証研究に基づき、東アジア近現代史の諸論点を鋭く衝いた問題提起の書。
目次
第I部 歴史の呪縛を解く
第一章 朝鮮史研究会と『朝鮮の歴史』
第二章 北朝鮮の経済は韓国よりすすんでいたのか?
第三章 韓国経済をみる眼
第四章 韓国史学界の新思潮――『反日種族主義 日韓危機の根源』
第Ⅱ部 新たな地平
第五章 朝鮮戦争の断面
第六章 北朝鮮の庶民生活――在日朝鮮人脱北者の証言
第七章 日朝貿易会と対日債務問題
終 章 展望――大日本帝国と東アジア