渡辺治著作集 第9巻
憲法をめぐる戦後史・その4
著:渡辺治
紙版
内容紹介
憲法が戦後の社会でいったいどんな役割を果たしてきたのか、現在はどんな力を発揮しているのか、またどんな限界があるのかを憲法9条と25条を中心に歴史的に検討。憲法の理念を本当に実現するには何が必要なのかを明らかにする。
目次
Ⅰ 憲法の力/1 憲法はどう生きてきたか――平和と自由を求めた四〇年/2 憲法と「現実」の間/附論1 日本の平和のためには憲法改正が必要なのか?――新九条論批判/Ⅱ 憲法九条と二五条/3 憲法9条と25条・その力と可能性/附論 朝日訴訟事件/4 3・11が投げかけた課題 ――憲法で希む/Ⅲ 憲法史をめぐる断章/5 日本国憲法運用史序説/6 日本国憲法/7 二つの憲法との格闘――長谷川憲法史、憲法学史が明らかにした世界と残された課題