賃金破壊

労働運動を「犯罪」にする国

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著：竹信三恵子

出版社：旬報社

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内容紹介

「恐ろしい話を読んだ。日本はもう治安維持法の一歩手前まで来ていることをこの本に教えてもらった。明日は我が身かも知れないと思う」‒‒‒‒内田樹氏、「労働組合が骨抜きにされてから、私たちは経営側にやられっぱなしだ。闘う労働ジャーナリストが、闘う組合つぶしを深掘りした驚きのルポルタージュ」‒‒‒上野千鶴子氏。1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。そんな中、関西生コン労組は、労組の活動を通じて、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。そこへヘイト集団が妨害を加え、そして警察が弾圧に乗り出した。なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。迫真のルポでその真実を明らかにする。

第１章　「賃金が上がらない国」の底で/第2章　労働運動が「犯罪」になった日/第3章　ヘイトの次に警察が来た/第4章　労働の分野の解釈改憲/第5章　経営側は何を恐れたのか/第6章　影の主役としてのメディア/第7章　労働者が国を訴えた日

著者略歴

著：竹信三恵子
和光大学名誉教授。朝日新聞社編集委員兼論説委員（労働担当）などを経て和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』（岩波新書）、『ルポ賃金差別』（ちくま新書）、『しあわせに働ける社会へ』（岩波ジュニア新書）、『家事労働ハラスメント』（岩波新書）など。2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞。

ISBN：9784845117130
出版社：旬報社
判型：4-6
ページ数：224ページ
定価：1500円（本体）
発行年月日：2021年11月
発売日：2021年11月01日
国際分類コード【Thema（シーマ）】１：JBF。

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