出版社を探す

新天理図書館善本叢書 7

和名類聚抄 高山寺本

編:天理大学附属天理図書館
解説:山田 健三

紙版

内容紹介

醍醐天皇皇女勤子内親王の命により、源順(九一一―九八三)が撰述、承平年間(九三一―三八)に成立。「和名抄」とも称され、平安期から江戸期までの長きに渡って後の多くの国内文献に引用・利用される。成立当時の国内文献である漢語抄類(『弁色立成』『楊氏漢語抄』など)をベースとしつつ、中国側の文献本文に広く徴証を求めたもので、類書形式の意義分類を施し、多くの和訓を掲載した、漢語理解のための日用百科事典的な性格をもつ。二十巻本系と十巻本系とで分類や項目に違いがあり、特に前者には国内地名など記した独自の部門が多くある。二系統の先後関係には古くより議論がある。 所収本は二十巻本系で、巻六郷里部より巻十居処部までの零本であるが、平安時代末期の書写になる伝本中最古のもので、朱声点(アクセント記号)附き和訓も存し、カラー影印が望まれていた。高山寺旧蔵。

目次

和名類聚抄 高山寺本
 巻第六
 巻第七
 巻第八
 巻第九
 巻第十

『和名類聚抄 高山寺本』解題(山田健三)

著者略歴

解説:山田 健三
信州大学教授

ISBN:9784840695572
出版社:八木書店
判型:A4
ページ数:264ページ
定価:32000円(本体)
発行年月日:2017年02月
発売日:2017年02月24日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:CBD
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:2GJ