出版社を探す

近代語研究 第20集

編:近代語学会

紙版

内容紹介

近代語研究 第20巻

目次

坂詰力治……漢語の品詞としての広がりについての一考察―室町時代の三大口語資料を中心に―
山田 潔……『玉塵抄』の漢語―「緩怠」―
田和 真紀子……ロドリゲス『日本大文典』の「肯定」の副詞について―〈真偽〉・〈蓋然〉・〈程度〉の関連性―
玉村禎郎……近世における「是非(に……とも……ともに)」―副詞用法を中心に―
矢田 勉……近世のリテラシーと漢字仮名交り文
佐藤貴裕……五井守香と『和漢通用集』
坂梨隆三……「ずくめ」は「尽くめ」にあらず
平井吾門……倭訓栞と百人一首
小松寿雄……明和洒落本の一・二人称代名詞
米田達郎……日本語史資料としての江戸時代中後期狂言詞章―鷺流狂言詞章保教本を起点として―
肥爪周二……音節構造史から見た江戸語の連母音音訛
土屋信一……式亭三馬「風流稽古三弦」翻刻(続)
長崎靖子……式亭三馬の言語描写―センボウを資料として―
鈴木 丹士郎……馬琴の用語(二)―久恋・魚米・那時遅し這時速し―
大久保 恵子……路女の日記における敬称の使い方―「殿」を中心に―
内田宗一……八木美穂著述の仮名字体―『約古事記伝』『約古事記伝之序』を対象に―
田島 優……人情本を利用した挨拶表現研究(序説)
浅川哲也……江戸時代末期人情本にみられる可能表現について―後期江戸語における可能動詞の使用実態―
小林千草……成城〈乙〉本「縄ない抜書」の資料的性格と言語
荒尾禎秀……近代日本語資料としての渋沢・杉浦『航西日記』―左振仮名を中心に―
小島聡子……「ほしいくらゐもたないでも」という表現について―続・宮沢賢治の標準語の語法―
鏡味明克……名古屋市におけるバス停留所名の考察
伊藤博美……近・現代の謙譲語形式の消長とその背景―「お……ご~」の四形式―
橋本行洋……『大漢和辞典』所収現代中国語の依拠資料―石山福治の中日辞典とその典拠となった華英辞典―
新野直哉……大正期『文藝春秋』の記事に見られる言語規範意識
北澤 尚……『浮雲』の助詞「なんぞ」「なぞ」「など」について
真田治子……『哲学字彙』付録「清国音符」の編纂目的と用法についての検討―井上哲次郎の日記及び旧東京大学の漢文教育との関わりから―
櫻井豪人……『改正増補英和対訳袖珍辞書』と異なる『英仏単語篇注解』の訳語について(3)
園田博文……中国語会話書における二重否定形式当為表現「ネバナラヌ類」とその周辺―明治以降昭和20年までの資料を中心に―
市村太郎……近代初期における「じつに」「まことに」「ほんとうに」の用法
林 禔映……評価副詞の成立と展開に見られる変化の特徴
田中章夫……「辞の複合」の諸相
今野真二……『日葡辞書』の「または」

近代語学会発表題目一覧
執筆者略歴

ISBN:9784838607082
出版社:武蔵野書院
判型:A5
ページ数:712ページ
定価:18000円(本体)
発行年月日:2018年03月
発売日:2018年03月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:CB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:CF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:CJ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 4:2GJ