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風に紅葉考

百花繚乱する〈性〉への目差し

著:大倉 比呂志

紙版

内容紹介

風に紅葉の散る時は……

 中世王朝物語に属する『いはでしのぶ』や『我身にたどる姫君』には、密通という〈性〉に関わる描写が溢れている。
 はたして、『風に紅葉』ではそれがどのように語られているのだろうか。
 本書七編の論文をもとに、その実体を照射する。

目次

凡例


第一章
〈性の博物館〉としての『風に紅葉』

第二章
『風に紅葉』における男主人公大将を取り巻く人間たち

第三章
『風に紅葉』における〈精進落とし〉の記事をめぐっての断章
  ─『源氏物語』摂取の新たな技─

第四章
『風に紅葉』と『恋路ゆかしき大将』との類似性をめぐって

第五章
『風に紅葉』と『とはずがたり』との共通基盤
  ─〈性の被管理者〉から〈性の管理者〉へ─

第六章
『風に紅葉』拾遺

第七章
『風に紅葉』続拾遺

初出一覧
後記

ISBN:9784838604760
出版社:武蔵野書院
判型:4-6
ページ数:190ページ
定価:3000円(本体)
発行年月日:2018年01月
発売日:2018年01月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ