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堤中納言物語の真相

著:後藤 康文

紙版

内容紹介

今ある本文、今ある注釈を鵜呑みにしてはならない。
本文批判の徹底と厳密な本文解釈にこだわり、
従来の漫然たる読みを洗い直す。
書名そのものをめぐる独自の仮説も収録。

目次

凡例
まえがき
1 『このついで』試論─第二話の読解を手がかりとして─
2 『このついで』篇名由来考
3 観音霊験譚としての『貝あはせ』
─観音の化身、そして亡き母となった男─
4 『ほどほどの懸想』試論─頭中将は後悔したか─
5 幻惑装置としての現存本文─『逢坂越えぬ権中納言』復元─
6 『思はぬ方にとまりする少将』ところどころ
7 『はなだの女御』の〈跋文〉を考える
─『堤中納言物語』の本文批判と解釈─
8 『堤中納言物語』書名試論
初出一覧
関連論文一覧
あとがき

著者略歴

著:後藤 康文
山口県生まれ
山口県下関市生まれ。
九州大学文学部卒業、同大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。
九州大学文学部助手、宮崎大学教育学部助教授を経て、 北海道大学大学院文学研究科教授

著書
『伊勢物語誤写植読考』(笠間書院、2000年)
『『狭衣物語論考 本文・和歌・物語史』(笠間書院、2011年)
『日本古典文学読解考『万葉』から『しのびね』まで(新典社、2012年)等がある

ISBN:9784838604715
出版社:武蔵野書院
判型:4-6
ページ数:248ページ
定価:3000円(本体)
発行年月日:2017年04月
発売日:2017年04月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ