考えるシリーズ 4
源氏以後の物語を考える
継承の構図
編:久下 裕利
紙版
内容紹介
考えるシリーズ第四弾!
目次
久下裕利 後期物語創作の基点
―紫式部のメッセージ─
大槻福子 『夜の寝覚』の女君
─かぐや姫と楊貴妃と─
井上新子 『浜松中納言物語』・『狭衣物語』の終幕
─『竹取物語』における〈永訣〉の構図の継承と展開─
辛島正雄 「むねいたきおもひ」の果て
─『御津の浜松』最終巻読解のための覚書─
陣野英則 『堤中納言物語』「はいずみ」前半部の機知と諧謔
後藤康文 『はなだの女御』の〈跋文〉を考える
─『堤中納言物語』の本文批判と解釈─
西本寮子 頼通の時代と物語文学
─『とりかへばや』から考える─
横溝 博 按察家の人々
─『海人の刈藻』を中心として─
妹尾好信 『雲隠六帖』は『源氏物語』の何を補うか
久下裕利 あとがき─『狭衣物語』の世界