考えるシリーズ II 2 知の挑発
源氏物語の方法を考える
史実の回路
編:田坂 憲二
編:久下 裕利
紙版
内容紹介
考えるシリーズⅡ 第二弾!
目次
田坂憲二 『源氏物語』前史
―登場人物年齢一覧作成の可能性―
秋澤 亙 『源氏物語』の時代構造
横井 孝 桐壺帝をめぐる「風景」
―『源氏物語』ひとつの状況として―
栗山元子 一世源氏としての光源氏の結婚
―『河海抄』の注記から見えてくるもの―
松岡智之 女御の父の地位
―『源氏物語』の女御観―
斎藤正昭 「輝く日の宮」巻の存否
―欠巻Xの発表時期―
浅尾広良 少女巻の朱雀院行幸
袴田光康 六条院と蓬莱
―庭園と漢詩をめぐって―
春日美穂 『源氏物語』朱雀帝の承香殿女御の死
辻 和良 〈新たな姫君〉としての宇治中の君
久下裕利 宇治十帖の執筆契機
―繰り返される意図―
廣田 收 『源氏物語』の方法的特質
―『河海抄』「准拠」を手がかりに―
上原作和 大島本『源氏物語』本文注釈学と音楽史
安田 政彦 平安時代の親王任官について
田坂 憲二 あとがき