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中世奥羽の自己認識

著:入間田 宣夫

紙版

内容紹介

中世奥羽の人々が京・鎌倉と向きあうなかで、いかに自前の系譜認識をかたちづくり、自らのアイデンティテーを築いたのか。

目次

まえがき
Ⅰ 京・鎌倉の西南風が吹きよせるなかで
一章 中世奥羽における系譜認識の形成と在地社会
二章 『新羅之記録』を脱構築する――中世北方史の見直しによせて――
Ⅱ 語りもの文学から歴史学へ
三章 奥羽諸大名家における系譜認識の形成と変容
四章 津軽一統志における系譜認識の交錯
Ⅲ 人から神へ―本地物語における基本的なプロットについて―
五章 岩木山と花若殿・安寿姫の物語
六章 岩木山の祭神をめぐる研究史を振りかえって
七章 鹿角四頭と五の宮の物語
八章 塩竃大明神の御本地
(付論) 菅江真澄の流儀
Ⅳ 平泉伝説のゆくえ
九章 伊達の平泉伝説
一〇章 小萩観音の霊験譚と奥州国分荘の歴史学
一一章 平泉の姫宮と衣河殿――二人の謎の女性の物語――
Ⅴ 北方海域における境界儀礼と在地信仰の風景
一二章 人魚供養札の背景に
一三章 千葉大王御子の物語によせて
あとがき
初出一覧
索引

著者略歴

著:入間田 宣夫
東北大学名誉教授

ISBN:9784838233854
出版社:三弥井書店
判型:4-6
ページ数:368ページ
定価:3000円(本体)
発行年月日:2021年07月
発売日:2021年07月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ-JP-B