出版書誌データベース

日英仏のイソップ絵本を比較、その国ならではの絵と文章による表現の個性を堪能する。

第1 部　「イソップ寓話」受容の歴史
『エソポのハブラス』（1593）から始まって多様な受容へ（加藤康子）
カクストンから動物画家の活躍の場へ、絵本へ（三宅興子）
「イソップ寓話」からラ・フォンテーヌの『寓話』へ（高岡厚子）
第2 部　日本の「イソップ絵本」から
講談社と小学館のイソップ絵本（加藤康子）
「金の斧、銀の斧」の神さまの姿―日本と英・仏の比較―（三宅興子）
第3 部　「イソップ寓話」500年のあゆみから
日本の狐の擬人化―江戸中期から明治初期の例―（加藤康子）
明治初期に翻訳されたイギリスの「イソップ寓話」二書をめぐって（三宅興子）
「イソップ寓話」の伝播をめぐって（高岡厚子）
座談会　イソップ寓話の国際比較と取り組んで―結論にかえて―
図版書誌

著：加藤　康子
東海大学非常勤講師・立正大学非常勤講師・元梅花女子大学教授

著：三宅　興子
大阪国際児童文学振興財団特別顧問・梅花女子大学名誉教授

著：高岡　厚子
梅花女子大学名誉教授