出版社を探す

日本傑作絵本シリーズ

のぞく

文:天野 祐吉
写真:後藤田 三朗
絵:大社 玲子

紙版

内容紹介

力強い文ではじまり、作家が読者の子どもたちに問いかけます。「ひとは どうして あなをのぞくのかな。あなのむこうには なにがあるのかな。こわいものが あるのかな。おもしろいものが あるのかな」数十年にわたって撮りつづけた写真家の目に映る人や街の風景から、社会の変遷が読みとれます。画家の絶妙な挿画とページに開けられた穴から、古今東西のおもしろい物語が伝わってきます。文・写真・絵によるトリオのハーモニーは、不思議な視覚と聴覚と触覚の効果をもたらし、心の奥まで響く斬新なスタイルの絵本です。

著者略歴

文:天野 祐吉
天野祐吉 天野祐吉 1933年、東京に生まれる。コラムニスト、童話作家、松山市立子規記念博物館館長、テレビのコメンテーターとしても活躍中。四国松山で中学校、高校時代を過ごしたのち、上京して、出版社や広告代理店で働く。その後、独立してマドラ出版を設立。1979年に雑誌『広告批評』を創刊、編集長、発行人を経て現在に至る。著書に『天野祐吉のことばの原っぱ』(まどか出版)、『広告論講義』(岩波書店)、『私説広告五千年史』(新潮社)など多数。絵本に『くじらのだいすけ』『ぬくぬく』『絵くんとことばくん』『ぼく、だあれ』『ぼくのおじいちゃんのかお』『ひゃくにんのおとうさん』『このよでいちばんはやいもの』(以上、福音館書店)などがある。東京都在住。
写真:後藤田 三朗
後藤田三朗 後藤田三朗 1956年、岡山県倉敷市に生まれる。多摩芸術学園写真科(現・多摩美術大学)卒業。1989年に写真集『盗と夢と写・1977~1988』で第39回日本写真協会新人賞を受賞。国内外で個展多数。ユーモアとウィットに富み、ハーモニーを得意とする写真家。現在、撮影のため車で全国を奔走中。倉敷市在住。
絵:大社 玲子
大社玲子 大社玲子 1946年、山口県に生まれる。青山学院大学英米文学科卒業。絵本・さし絵作品に『なぞなぞのすきな女の子』(学習研究社)、『みしのたくかにと』『こねこのチョコレート』(以上、こぐま社)、『89番めのネコ』(国土社)、『ありがとうラベンダー―花のいのちをまもったひと』(キッズメイト)、『番ねずみのヤカちゃん』『ちびねこグルのぼうけん』(以上、福音館書店)、『ほんとうの空色』『青い鳥』(以上、岩波書店)『おはなしのろうそく』シリーズ(東京子ども図書館)などがある。横浜市在住。

ISBN:9784834022049
出版社:福音館書店
判型:A4変
ページ数:40ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2006年05月
発売日:2006年05月24日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YBC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:YNA
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:XA