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かさぶた、できたことがありますね。「ひざこぞうをすりむいたときに、できた」「ナイフで切って、できた」などなど。かさぶたは、血でできた傷のふたなんだよ。まるで、しぜんのバンソウコウみたい。ほら、かさぶたのしたでは、新しい皮膚がどんどん作られています。こどもに身近なかさぶたをめぐってユーモラスに展開しながら、身体の不思議をときあかしていく科学絵本です。

作・絵：やぎゅう　げんいちろう
やぎゅうげんいちろう　1943年、三重県生まれ。絵本作家。からだに関する、ユーモラスでユニークな作品を多数発表している。福音館書店発行のものに、『かがくのとも版・きゅうきゅうばこ』『おっぱいのひみつ』『あしのうらのはなし』『はなのあなのはなし』（ともに〈かがくのとも傑作集〉）、『おねしょの名人』『びょうきのほん①～③』（ともに科学シリーズ）、『おしっこの研究』『ドキドキドキ心ぞうの研究』（ともに、たくさんのふしぎ傑作集）などがあります。