内容紹介
大きな駅の構内で、貨車を引いたり押したりして働く小さな機関車がいました。遠くへ行かせてもらえない機関車は、せめて隣町に行ってみたいと思っていました。ある朝、機関士が小さな機関車の整備をしていると、ちょっとした隙に、小さな機関車はひとりで駅から脱走します。今まで見たことのない風景の中を走り、人々の生活を巻き込みながら隣町へ。再び出発点に戻るまでの機関車の冒険を描きます。
著者略歴
著:イブ・スパング・オルセン
イブ・スパング・オルセン 1921年、デンマークのコペンハーゲンに生まれました。ブローゴー教員養成所、王立美術大学(グラフィックアートを学ぶ)を経て、その後9年間教師をしました。1960年ごろから雑誌のイラストレーションを描き始めましたが、やがてさし絵画家となり、小説・詩などのさし絵を多数描きました。のちに自分でも文章を書くようになり、今日に至っています。国際アンデルセン賞(画家賞)をはじめ数々の賞を受賞し、数カ国で出版されるなど、デンマークのすぐれた絵本作家の一人として活躍しました。代表作には『つきのぼうや』『ぬまばばさまの さけづくり』(以上、福音館書店)のほかに、『キオスクおばさんのひみつ』『ネコ横丁』(以上、文化出版局)などがあります。2012年没。
訳:やまのうち きよこ
やまのうちきよこ 翻訳家。北欧の児童文学を多く紹介しています。絵本に『つきのぼうや』『リーベとおばあちゃん』(以上、福音館書店)などがあります。
ISBN:9784834007480
。出版社:福音館書店
。判型:246x169mm
。ページ数:32ページ
。定価:1200円(本体)
。発行年月日:1979年06月
。発売日:2017年03月01日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YBC
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:YNA
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:XA。