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日本における女性と経済学

1910年代の黎明期から現代へ

編著:栗田 啓子
編著:松野尾 裕
編著:生垣 琴絵

紙版

内容紹介

日本において、女性に対する経済学教育はどのように成立したのか。女性の経済学者はどのように誕生したのか。大正期の女性経済学教育、日本初の女性経済学者・松平友子とその系譜、労働経済学者・竹中恵美子の業績など、100年にわたる歴史的展開と現代的意義を論じる。

目次

目次
はじめに…栗田啓子 

第1部 女性への経済学教育――新渡戸稲造と森本厚吉
第1章 日本における「女性と経済学」の起点…松野尾 裕
――1910~20年代,山川菊栄の論説にそくして
第2章 女子高等教育におけるリベラル・アーツと経済学…栗田啓子
――東京女子大学実務科とは何だったのか
第3章 森本厚吉の女子経済教育…生垣琴絵

第2部 生活への視点
第4章 松平友子の家事経済学…松野尾 裕
――日本における女性による経済学研究/教育の誕生
第5章 オルタナティブな「生活者の経済」学…上村協子
――家庭生活の経済的研究の系譜
回想 松平友子先生と私…亀髙京子

第3部 労働への視点
第6章 竹中恵美子の女性労働研究…松野尾 裕
――1960年代まで
第7章 1970年代以降;第二派フェミニズムの登場とそのインパクト…竹中恵美子
――女性労働研究の到達点
第8章 関西における労働運動フェミニズムと竹中理論…伍賀偕子 
対談 「女性と経済学」をめぐって…竹中恵美子・村松安子
おわりに…生垣琴絵
あとがき  
事項索引  
人名索引  
執筆者紹介

ISBN:9784832968196
出版社:北海道大学出版会
判型:A5
ページ数:330ページ
定価:5600円(本体)
発行年月日:2016年04月
発売日:2016年04月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCA