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宗教概念の彼方へ

編:磯前 順一
編:山本 達也

紙版

内容紹介

古き常識を破り、露になった新しい現実のなかで、宗教はどのように語り直されていくべきか。ジャック・デリダ、ジュディス・バトラー、ホミ・バーバなどによる現代の必読書。

目次

序 論 宗教研究の突破口―ポストモダニズム・ポストコロニアル批評・ポスト世俗主義

第一部 「宗教」という概念を超えて考える
第二部 「自己」のテクノロジーとしての宗教
第三部 「宗教」から見た植民地と暴力
第四部 「ポスト世俗主義」を生きるために

著者略歴

編:磯前 順一
1961年茨城県生まれ。国際日本文化研究センター准教授(宗教・歴史研究)。文学博士(東京大学)。著書として、『近代日本の宗教言説とその系譜―宗教・国家・神道』(岩波書店、2003年、韓国語版近刊)、『喪失とノスタルジア―近代日本の余白へ』(みすず書房、2007年)、Japanese Mythology:Hermeneutics on Scripture (Equinox Publishing、2010)など。編著書として、『「近代の超克」と京都学派―近代性・帝国・普遍性(以文社、2010年、英語版近刊)など。
編:山本 達也
1979年山口県生まれ。日本学術振興会特別研究員(P.D)。人間・環境学博士(京都大学)。文化人類学。インド在住チベット難民たちによる音楽実践を通した若年層のアイデンティティ模索の研究に従事し、公的言説が要請する以外の生き方の可能性を見いだそうとする。著作に「ダラムサラで構築される「チベット文化」『文化人類学』第73号1(2008年)、「音楽をつくる」『 コンタクト・ゾーン』田中雅一、船山徹編(晃洋書房、2011年)など。

ISBN:9784831881748
出版社:法藏館
判型:A5
ページ数:445ページ
定価:5000円(本体)
発行年月日:2011年09月
発売日:2011年09月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRA