ヴェネツィアの石
建築・装飾とゴシック精神
著:ジョン・ラスキン
訳:内藤 史朗
紙版
内容紹介
ドゥカーレ宮殿やサン・マルコ大聖堂など、ヴェネツィアの石造建築物の構造や装飾を徹底的に分析した、ラスキン独自の芸術観が光る傑作建築論。ラスキン自筆のデッサン多数。【著者】J・ラスキン 1842年オックスフォード大学卒業。1870年よりオックスフォード大学芸術学講座を担当。【訳者】内藤史朗 1933年台湾台北市生まれ。1957年京都大学文学部(英文学)卒業。1976年大谷大学教授、1999年京都造形芸術大学教授。1974年アイルランドのイェイツ夏季大学で講師を務め、1983年オックスフォードのSt.Johns collegeにて客員として研究に携わる。現在、大谷大学名誉教授。
目次
序章 石切り場●第一部 ビザンチン時代一章 王座二章 トルチェッロ島三章 ムラーノ島四章 サン・マルコ大聖堂五章 ビザンチン様式宮殿●第二部 ゴシック時代六章 ゴシックの本質七章 ゴシック様式宮殿八章 ドゥカーレ宮殿・ドゥカーレ宮殿の柱頭表・ヴェネツィア国の物語風年代記・あとがき