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仏教における実践を問う 2

社会的実践の歴史と展望

編:日本佛教学会

紙版

内容紹介

これまで仏教が社会といかに関わってきたかを歴史的におさえ、その意義の考察を通して仏教と社会の関係について今後の展望を模索。第一線で活躍する研究者たちによる最新の研究成果をまとめた一冊。

目次

はしがき
【論 文】
真宗大谷派における同朋会運動(藤原正寿)/ビハーラ活動と臨床宗教師研修の歴史と意義――親鸞の死生観を基盤にして――(鍋島直樹)/臨床仏教者の役割と展開(西岡秀爾)/仏教者による生活困窮者支援――戦後の浅草山谷地域を中心に――(吉水岳彦)/近代日本における仏教主義学校の展開(皆川義孝)/近代における日蓮教団の子弟教育(安中尚史)/仏教の社会的実践を考えるためのいくつかの課題(下田正弘)/智顗と王朝の交接(坂本道生)/叡尊教団の思想基盤と社会的実践(佐伯俊源)/親鸞の浄土三部経千部読誦について――信心に問われる社会的実践――(黒田義道)/批判原理としての浄土(菱木政晴)
【セッションコメント】
セッション№1の発表に対するコメント(佐賀枝夏文)/セッション№2の発表に対するコメント(安藤嘉則)/セッション№3の発表に対するコメント(榎本文雄)/セッション№4の発表に対するコメント(木越  康)/セッション№5の発表に対するコメント(清水海隆)/セッション№6の発表に対するコメント(龍溪章雄)/セッション№7の発表に対するコメント(廣澤隆之)/セッション№8の発表に対するコメント(淺田正博)
【論 文】矢吹慶輝の社会事業(田山令史)/宗教教育としての坐禅(岡島秀隆)/インド医学書に対する研究方法論の検討――医療者の臨床実践への着目――(森口眞衣)/マインドフルネスの歴史的背景とその射程(井上ウィマラ)/臨床宗教師の可能性(谷山洋三)/仏教福祉の理念から実践への条件(池上要靖)/井上円了の社会的実践――国民道徳論の構想と実践――(佐藤 厚)
【発表要旨】道元禅と社会貢献――「叢林生活」の歴史と展望――池上 光洋)

ISBN:9784831877178
出版社:法藏館
判型:A5
ページ数:528ページ
定価:7000円(本体)
発行年月日:2017年08月
発売日:2017年08月07日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRF