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日本中世の歴史意識

国・末法・日本

著:市川 浩史

紙版

内容紹介

明恵・日蓮・覚憲・虎関師練など中世思想家の歴史意識を探り,大転換した中世の国家観を解明する。

目次

Ⅰ「三国」論と『三国伝灯記』
 一「内なる三国」の思想―日本中世における三国世界観に関する問題の所在と方法
 二『三国伝灯記』の伝来
Ⅱ「三国」の時間と空間
 はじめに
 一 覚憲の「宗」意識と三国
 二 明恵の皮膚感覚
 三 捨てられた国・日本と日蓮
 四 凝然の「内なる三国」
 五 虎関師練と大乗純熟の国・日本
 おわりに
Ⅲ 末法の歴史意識
 一 成尋の旅
 二 花山院と顕信の出家
 三 「末法」から
 四 日蓮の「日本国」観
初出一覧
あとがき

著者略歴

著:市川 浩史
市川 浩史 (イチカワ ヒロフミ) 1956年、徳島県生まれ。1980年、東北大学文学部卒業。1988年、同大学大学院博士課程後期単位取得退学。同年、群馬県立女子大学文学部専任講師、2003年、同大学教授。同年、博士(文学)。日本思想史専攻。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

ISBN:9784831874641
出版社:法藏館
判型:A5
ページ数:221ページ
定価:3600円(本体)
発行年月日:2005年01月
発売日:2005年01月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDHC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ