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「俳優になる」のは簡単。自ら名乗って人前で演じたり、配信して誰かが見てくれればもう「俳優」の誕生です。でも、それで食べていく、続けていくことはものすごくむずかしい。それが俳優という仕事なのです。第一線で活躍する俳優たちのインタビューを軸に、演劇やミュージカル、テレビ、映画といった現場のリアルと求められる資質、はじめの一歩を踏み出すための方法を紹介します。

著：山本 健翔
俳優、声優、演出家／大阪芸術大学　舞台芸術学科・大学院教授。
歌舞伎役者板東玉三郎丈より多くを学んだ後、ニューヨーク、テリー・シュライバー・スタジオで研修、スタジオ公演にも参加。帰国後、演出、翻訳、劇作、俳優として多数の作品に関わる。岸田今日子・渡辺謙主演『永遠　彼女と彼』演出、劇詩人加藤道夫企画・演出・出演、廃屋のチェーホフシリーズ『かもめ』『三人姉妹』『ワーニャおじさん』『櫻の園』台本・演出・出演。ABC-Z戸塚翔太主演『未来記の番人』や、俳優座劇場プロデュース公演『十二人の怒れる男たち』そのほか『ハムレット』『ロミオとジュリエット』『お月さまへようこそ』『カゼリオ』『あわれ彼女は娼婦』などに出演。著書に『声優になるには』（ぺりかん社）、『フレッド・アステア ― 20世紀のショーストッパー』（メディアファクトリー）などがある。