戦前日本製糖業の史的研究
著:久保 文克
紙版
内容紹介
台湾農民の視点から製糖会社との関係を考察し、米糖相剋へと柔軟に対応していった農民の実像に迫る。そして台湾分蜜糖業に先行した北海道甜菜糖業や沖縄黒糖業にも注目し、遠く離れた3地域の製糖業が赤い糸で結びついていた相互の関係を紐解き、戦前日本製糖業の全体像を明らかにする。
目次
序 章
第Ⅰ部 近代製糖業における製糖会社と台湾農民の関係
第1章 米糖相剋をめぐる製糖会社と台湾農民の関係
第2章 原料採取区域から見る台湾農民との関係
第3章 「中瀬文書」に見る甘蔗買収価格をめぐる台湾農民との関係
第4章 甘蔗栽培奨励規程に見る製糖会社と台湾農民の関係
第Ⅱ部 戦前内地製糖業の胎動と展開
第5章 黒糖から見る沖縄糖業の黎明期
第6章 北海道甜菜糖業の黎明期から展開期へ
補 論 糖価低迷期の大日本製糖
終 章
ISBN:9784830951343
。出版社:文眞堂
。判型:A5
。ページ数:406ページ
。定価:4500円(本体)
。発行年月日:2022年07月
。発売日:2022年07月29日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TDCT。