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近代製糖業の経営史的研究

著:久保 文克

紙版

内容紹介

戦前台湾を舞台に発展した近代製糖業のダイナミズムを解明するため,台湾製糖,大日本製糖,明治製糖,塩水港製糖という四大製糖の企業経営と企業間競争の実態を経営史的に分析。パイオニア企業の長期優位と凋落,失敗企業の再生と飛躍,後発企業のトップ猛追と逆転といったプロセスをトップマネジメントの戦略的意思決定を通して明らかにする。

目次

序章
第1章 台湾製糖の長期競争優位と首位逆転―パイオニア企業と「準国策会社」の功罪―
第2章 大日本製糖の失敗と再生─藤山雷太・愛一郎の革新的企業者活動と後発企業効果─
第3章 明治製糖の多角的事業展開─相馬半治・有嶋健助の革新的企業者活動と後発企業効果─
第4章 塩水港製糖の失敗と再生─企業者槇哲の挫折と復活─
第5章 四大製糖の企業間競争―競争側面から見た「競争と協調」―
第6章 甘蔗買収価格の決定プロセス―四大製糖を中心とする甘蔗作農民との関係―
終章

ISBN:9784830948985
出版社:文眞堂
判型:A5
ページ数:280ページ
定価:3600円(本体)
発行年月日:2016年05月
発売日:2016年05月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TDCT