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健康スポーツ医学実践ガイド

多職種連携のすゝめ

編:公益社団法人日本医師会

紙版

内容紹介

日本医師会の編集による,健康スポーツ医に必要な知識をまとめた実践ガイド.基本的な運動療法の知識のみならず,ライフステージ別にみた運動の在り方,救急対応,運動施設との連携,障がい者スポーツにおける医学的サポート,活動の実際など,さまざまな視点から健康スポーツ医が知りたい内容を網羅.健康スポーツ医学にかかわるすべての関係者必携の一冊.

目次

Ⅰ.運動・身体活動の健康における意義と医師との関わり
1運動・身体活動推進における医師(医療職)の役割
2運動・身体活動と健康(科学的エビデンス,ガイドライン)

Ⅱ.運動療法・指導の基礎知識(総論)
1スポーツ医学の基礎知識
2メディカルチェックと運動処方の考え方
3保健指導・行動変容の支援

Ⅲ.ライフステージ・対象別にみた運動についての医師の関わり
1幼児・学童期における運動の在り方と医師の関わり(小児科系)
2幼児・学童期における運動の在り方と医師の関わり(整形外科系)
3中学~大学における運動の在り方と医師の関わり
4勤労世代における運動の在り方と医師の関わり
5女性における運動の在り方と医師の関わり
6高齢者における運動の在り方と医師の関わり
7日常診療で競技者が受診した際の留意点~アンチ・ドーピングの観点から~

Ⅳ.内科疾患に対する運動療法
1メタボリックシンドローム,肥満症の運動療法
2生活習慣病患者のための運動療法
3循環器疾患の運動療法
4慢性腎臓病の運動療法
5COPD
6指定運動療法施設の利用料金に係る医療費控除

Ⅴ.整形外科的疾患に対する運動療法
1腰痛
2膝関節障害
3肩部の障害
4骨粗鬆症(脆弱性骨折を含む)
5運動実施時に特別な配慮を要する整形外科的疾患(脊柱管狭窄症・椎間板ヘルニア)

Ⅵ.障がい者の運動・スポーツ
障がい者スポーツにおける医学的サポートの重要性

Ⅶ.運動時の救急対応
1大会等の救護を頼まれたときの対応
2運動時に発生しやすい救急事故:内科系救急事故
3運動時に発生しやすい救急事故:外傷(応急処置,創傷感染防止)
4運動時に発生しやすい救急事故:頭・頚部外傷
5スポーツ事故の損害賠償事例と医師の責任の範囲(スポーツ法医学)

Ⅷ.運動施設との連携
1医師から見た運動施設等との連携
2医師との連携で期待されること(運動施設側→医師)
3運動施設と連携のポイント
 1)健康増進施設
 2)医療法42条疾病予防運動施設
 3)自治体の運動施設
 4)民間の運動施設・フィットネスクラブ
4運動関連資源マップ
5運動連携パス・運動療法連携パス

Ⅸ.健康スポーツに関する医師と指導者の研修・認定制度
1医師のためのスポーツ医学研修・認定制度
 1)日本医師会認定健康スポーツ医制度
 2)日本スポーツ協会(JSPO)公認スポーツドクター 
 3)日本整形外科学会認定スポーツ医
 4)日本パラスポーツ協会公認障がい者スポーツ医
2運動指導者の資格
 1)健康運動指導士
 2)理学療法士
 3)日本スポーツ協会公認スポーツ指導者
 4)その他,各学会等認定資格 
 5)日本パラスポーツ協会公認障がい者スポーツコーチおよびトレーナー
 6)医学系学会認定の運動に関する指導士資格 心臓リハビリテーション指導士,糖尿病療養指導士,その他
 7)スポーツ団体の資格例

Ⅹ.健康スポーツ医の活動の実際
1日常診療における健康スポーツ医活動実践例
2多角的医療機関経営と運動療法
3行政等と連携した保健事業への展開
4整形外科医のスポーツ医活動と地域連携
5地域のスポーツ大会を支える医師会の活動
6都道府県医師会・郡市区医師会の「健康スポーツ医活動向上」のための取り組み

ISBN:9784830651946
出版社:文光堂
判型:A4
ページ数:208ページ
定価:3500円(本体)
発行年月日:2022年06月
発売日:2022年06月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:SC