身近な樹木の「知りたいこと」が山積みのぼくは、日々近所で過ごしているだけで幸せです。
街路樹や庭木、公園の植栽木を取り上げ、1か月ごとに「葉っぱと花を一気に出す樹木」「変わった形の花」「鳥に食べられる木の実」「冬の樹木は、どう過ごしてる?」などの観察テーマを掘り下げ、生態写真をたくさん使って観察の方法や発見したことを紹介。壁新聞のようなデザインで、身近な樹木を題材に発見と疑問を楽しむ一冊。
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ふだんは素通りするような場所が、じつは植物観察をするには見どころいっぱいだったことに気づいた。(幼稚園教諭)
本を見るだけでなく実際に試してみたくなることがたくさん盛り込まれているので、この事典を持って散歩に出かけたくなります。(図書館司書)
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【本書の特長】
・植物は、季節によってその見え方が大きく変わります。ですから、観察のテーマも季節ごとに少しずつ変化します。この本では、4月は「新緑にかくれた花を探そう!」、5月は「目立つ花がたくさん咲く季節」、6月は「じつは咲いている?目立たない花を探してみよう」、7月は「変わった形の花を観察しよう」、11月は「鳥に食べられる木の実の観察」、1月は「冬の樹木は、どう過ごしてる?」といったように、月ごとに観察テーマを設け、写真をたくさん使って観察の方法や発見したことを紹介します。
・同じ樹木が季節をまたいで登場する例もあり、季節による樹木の変化を理解し、感じ取ることができる構成です。
・登場する樹木は、街路樹や近隣の公園、校庭で見られるものが中心です。本で紹介している樹木を見つけたら、ぐっと近づいて花を観察したり、葉や果実に触ったりして、本を読んで学んだことを追体験することができます。
・掲載した全89種の種名索引付き。
・樹木の開花時期が年によってどのように変化するのか、樹木の様子から季節を感じる定点観察のすすめなど、ふだんの観察を通して気づかされる季節の話題については、コラムで詳しく紹介しました。
・樹木観察の仕方に正解はありません。この本にちりばめられている「観察のヒント」を参考に、読者の皆さんが自分ならではの楽しみ方で「樹木をじっくり見てみよう!」と思える本です。
・壁新聞のようなデザインは見ていてい楽しく、子どもたちが自分で調べたことをまとめる際の参考になります。
◎季節の生きもの事典シリーズ ①身近な草の生き方観察12か月