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BIRDER SPECIAL

日本の渡り鳥観察ガイド

著:先崎 理之
著:梅垣 佑介
著:小田谷 嘉弥

紙版

内容紹介

日本の鳥の半数以上は渡り鳥だが,これまで渡ってくる時期や渡るルートなどの情報は少なかった。近年は渡り鳥を衛星で直接追跡するなど,調査の記述が向上しており,本書はこういった研究を元に,日本の渡り鳥の最新情報を提供。また全国の観察スポットや人気の渡り鳥の出会い方など,観察のノウハウも多数紹介する。

目次

 はじめに「渡り鳥ってどんな鳥?」
●第1 章 鳥の渡りの不思議をひもとく
 鳥はなぜ渡る?
 鳥はいつ,どうやって渡る?
 鳥はどこを渡る?
●第2 章 日本周辺の鳥の渡りルート
 日本の渡り鳥の“空の道”
 【日本のフライウェイ】
 ①サハリン・千島と北海道・本州・四国・九州を結ぶルート
 ②朝鮮半島と九州・南西諸島を結ぶルート
 ③日本海の離島を結ぶルート
 ④北極と日本とオセアニアを結ぶルート
 ⑤極東と北海道を結ぶルート
 ⑥極東と本州を結ぶルート
 ⑦九州近辺と中国東部を直接結ぶルート
●第3 章 環境別,渡り鳥探しのポイント集
 【渡り鳥はここにいる】
 ①海岸
 ②河川
 ③湖沼
 ④干潟
 ⑤農地(水田含む)
 ⑥ヨシ原
 ⑦山・峠
 ⑧岬
 ⑨離島
 ⑩海岸林
 ⑪都市公園
●第4 章 渡り鳥探しの目の付けどころ
 【渡り鳥を効率的に探すには?】
 ①気象条件に注目しよう
 ②鳴き声に敏感になろう
 ③季節と時刻に目を付けよう
 ④年に着目 ~当たり年と外れ年
●第5 章 人気の渡り鳥出会い方ガイド
 【渡り鳥に会いに行こう】
 ①オオワシ・オジロワシ
 ②ハチクマ
 ③シロフクロウ
 ④トラフズク
 ⑤ハクガン・シジュウカラガン
 ⑥シマアジ
 ⑦アカアシミツユビカモメ
 ⑧コシジロアジサシ
 ⑨ジシギ類
 ⑩シギ・チドリ類
 ⑪レンカク
 ⑫ヤツガシラ
 ⑬オオモズ
 ⑭ヒヨドリ
 ⑮オジロビタキ・ニシオジロビタキ
 ⑯マミチャジナイ
 ⑰コルリ
 ⑱ヤマシギ
 ⑲メボソムシクイ上種
 ⑳オオセッカ
 ㉑ツメナガセキレイ
 ㉒シベリアジュリン
●第6 章 分類別,渡り鳥おすすめ観察スポット
 ①ワシタカ類
 ②ガンカモ類
 ③カモメ類
 ④シギ・チドリ類
 ⑤山の陸鳥
 ⑥開けた場所の陸鳥
参考文献

著者略歴

著:先崎 理之
1988年生まれ。北海道出身。野鳥の“渡り”を初めて意識したのは小学生の頃。毎年秋になると夜空から聞こえ出すたくさんの渡り鳥の声を夢中で識別していた。以来,渡りの魅力にどっぷりと浸かっている。
著:梅垣 佑介
1986年生まれ。大阪府出身。小学生時代に住んでいた米国でヤブカケスの渋い美しさに魅せられ,鳥に興味を持つ。離島での探鳥と,カモメ類・ムシクイ類の観察が何より好きな渡り鳥屋。
著:小田谷 嘉弥
埼玉県出身。湿地・農地の鳥と海鳥の形態・換羽・生活史に関心があり,特にジシギ類とヤマシギを対象に調査を行っている。環境省鳥類標識調査協力員(バンダー),我孫子市鳥の博物館学芸員。

ISBN:9784829975084
出版社:文一総合出版
判型:B5
ページ数:128ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2019年04月
発売日:2019年04月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PDZ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:PSVJ