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飛べ!ムササビ

観察のポイントからフィールドサインまで

著:熊谷 さとし

紙版

内容紹介

まるごと一冊スクープだらけ!これまでわかっていなかった、観察されたことがなかった、ムササビの生態と行動に関する新発見がいっぱい!スクープ写真も一緒に掲載!

里山を代表する動物・ムササビの生活、食べ物、繁殖行動など、36年の観察からわかった新発見を大公開。滑空の方法や寿命、視野、モモンガとの違いなど、ムササビにまつわる疑問にも答えます。フィールドサインの見つけ方、夜間の観察方法、巣箱の設計図や掛け方も収録。ムササビの知られざる生態がわかる観察ガイド!

・里山を代表する動物、ムササビの謎に包まれた生態と行動を、写真とイラストを豊富に使って紹介するモノグラフ。
・ムササビの体の特徴、滑空の方法、生活、食べ物、繁殖、ムササビ以外の滑空する動物、モモンガとの違いなども解説。
・ムササビのフィールドサインの見つけ方や、夜間の観察方法も紹介。
・巣箱に入ったムササビの観察からわかった新発見を一挙公開(どんな巣材を使っているのか? 交尾はどのように行われるのか? 子育てを手伝うヘルパー(娘)の存在とは? 親子で共通する食痕? きのこをかじるムササビ、マンションのベランダで水を飲むスクープ写真などなど)
・世界に8種類が知られるムササビをイラストで紹介。
・ムササビが使う巣箱の設計図、掛け方、保全や保護についての解説も充実。
・環境学習や自然学習などで活用できる

目次

4 Part 1 ようこそ、ムササビの暮らす森へ。
6 ムササビってどんな動物?
8 ムササビの1日
12 ムササビの1年
20 ムササビの巣穴
24 マンションのムササビ
26 マンションのムササビの生活
28 ムササビの巣材
32 ムササビの食事
40 ムササビの食痕
42 ムササビの識別
46 ムササビの繁殖期(冬編)
58 ムササビの出産
60 ムササビの子育て
68 ムササビの天敵

73 Part 2 ムササビ質問箱
74 滑空ってどんな移動方法?/滑空できる体の構造とは?
75 ムササビはどのように移動するの?
76 どんなふうに滑空するの?
77 どうやって着地(着木)しているの?
78 滑空中に方向転換はできるの?
80 世界にはどんなムササビがいるの?
81 ムササビの学名の意味は?
82 ムササビとモモンガはどこが違うの?
86 ムササビの視野はどれくらい?/ムササビの寿命は?
87 江戸時代、ムササビの絵は火事を防ぐお守りだった?/ムササビはなんで「バンドリ(地方名)」と呼ばれるの?
88 ムササビの子どもの生存率は?/中国ではムササビのフンが売られている?/ことわざ「梧鼠の技」ってどんな意味?
89 森のなかでのムササビの役目ってなに?
90 後送後送後送後送後送後送

93 Part3 ムササビの見つけ方と観察の方法
94 ムササビにあうために
96 ムササビのフィールドワーク
99 巣箱をかけてみよう!
104 ムササビの滑空を撮影する
106 観察会をするときのアドバイス
107 ムササビの保護運動の歴史
108 お節介を続けていく

column
72 ムササビの子どもを見つけたら
91 動物園で生きるムササビのサビ
92 二宮忠八とムササビ凧

おまけ
110 滑空ムササビのパラパラまんが

著者略歴

著:熊谷 さとし
1954年、宮城県仙台市生まれ。日本野生動物観察指導員・自然保護運動図画工作執筆家。動物の専門学校、大学でメディア学の教鞭を取り、里山の動物観察会、講演会を開催するかたわら、30年間ニホンカワウソを追い続け、韓国、サハリン、カナダでフィールドワーク、現在は対馬で調査観察をしている。主な著書に『ニホンカワウソはつくづく運が悪かった!?』『身近に体験!日本の野生動物シリーズ』(偕成社)、『足跡学入門』(技術評論社)、『哺乳類のフィールドサイン観察ガイド』(文一総合出版)ほか多数。この本が178冊目!!

ISBN:9784829972298
出版社:文一総合出版
判型:A5
ページ数:112ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2019年07月
発売日:2019年07月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PDZ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:PSVM