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温暖化対策で熱帯林は救えるか

住民と森林保全の相利的な関係を目指して

著:奥田 敏統

紙版

内容紹介

2020年以降に、新しい温暖化対策の枠組みが動き出そうとしている。温暖化対策にかかわる企業・政策決定者にとって、まず理解しておくべき実情は「持続可能な施策のためには森林周辺住民の便益と熱帯林保全活動を両立すること」だということを、東南アジアの最前線で活動する著者8人が事例とともに紹介する。

著者略歴

著:奥田 敏統
広島大学大学院総合科学研究科 教授。国立環境研究所・総合研究官、熱帯生態系保全研究室長、マレーシア森林研究所(FRIM)派遣協力研究員などを経て、2006年より現職。専門は森林生態学。これまでマレーシア、インドネシア、ミャンマーなどで熱帯地域での森林保全や生物多様性保全、REDD+の研究などに従事している。熱帯雨林、植生動態、動植物相互作用などに関する著書・研究論文多数。著書に『Pasoh: Ecology of a Rainforest in South East Asia』(編著・Springer)、「生物の集団と生態系」?『基礎生物科学』(培風館・鷲谷いづみ 監修/高橋純夫 編)、「熱帯林破壊の背景・概要」?『化学便覧 応用化学編 第7版』(分担執筆・丸善出版)など。

ISBN:9784829965290
出版社:文一総合出版
判型:A5
ページ数:208ページ
定価:2500円(本体)
発行年月日:2017年06月
発売日:2017年06月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TQ