早稲田の戦没兵士“最後の手紙”
校友たちの日中戦争
編:早稲田大学大学史資料センター
紙版
内容紹介
日中これは、早稲田版「きけ わだつみのこえ」だ!
戦争(1937年~)で戦死した青年らの戦地からの“最後の手紙”が当時の校友会誌『早稲田学報』に連載されていた。戦争と同時進行で、青年たちの〈肉声〉を伝える貴重な記録。中国戦線で何を見たのか、どう感じたのか? リアルタイムの記述で浮き彫りになる。
協力/早稲田大学校友会
目次
●戦線の華と散った校友の面影
※『早稲田学報』1937年11月号から1941年8月号まで連載された「戦線の華と散った校友の面影」の全文を影印版で収録
●【解説】戦没校友の中国戦線(望月雅士)
※46頁にわたる充実した解説付き
1.戦没校友266人の戦場記録(特集「戦線の華と散った校友の面影」と戦没校友/「最後の便り」と軍事郵便/虚偽の戦死情報)
2.「最後の便り」が伝える中国戦線(上海戦線/武漢作戦/華北戦線/ノモンハン事件)
3.戦場から伝えたこと(空腹と疲労/敵兵殺害/中国を知る/なぜ手紙や日記を書くのか?/戦場から銃後へ/何のために戦うのか?)
●戦没校友266人の履歴と情報
※①生年②出身地③卒業年④卒業学部・部⑤勤務先⑥入営年月日⑦戦没地⑧戦死年月日⑨戦死理由⑩最終階級⑪「最後の手紙」の宛先・差出年月日⑫遺族、のデータを収録