未来の余白から
著:最上 敏樹
紙版
内容紹介
月刊誌『婦人之友』に2015年から連載中の「未来の余白から」。
著者が24篇を厳選。さらに、書き下ろし1篇を加えた初めてのエッセイ集。
映画のこと、音楽のこと、歴史のこと、文学のこと、そして平和への希求・・・。
国際法学者のペンから清々しい筆致のエッセイが生まれました。
知の感動と明日への示唆に出会えます。
目次
第1章 悲しみへの共感
・ふたつのサン・ピエール
・モエレ沼公園
・悲しみと不寛容と
・八月の平和ー沖縄にも終戦を
・シルヴィアのいる街で
・反知性主義について
・「さあ、意気消沈だけはしないでおこうよ」
第2章 にもかかわらずの希望
・凍れる月影
・復活を待ちながら
・アジアーゴ高原の凍月
・「ハノイ・ヒルトン」の木陰で
・「君たちに憎しみはあげない」
・すべてのイエスたちに
第3章 時間と空間を超えて
・夜間飛行
・日々の小さな奇跡のために
・ニュルンベルク600号法廷
・「そこにいるのかい?」
・シルス・マリアの雲
・人生のリセット
・知られざる神に
第4章 魂を揺さぶるもの
・新しい生の始まり
・海鳴りと沈黙と
・行進する人々
・波濤をこえて
・夜のドイツ鉄道バーゼル駅
あとがき