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神なき時代の日本蘇生プラン

著:宮台真司
著:藤井聡

紙版

内容紹介

天皇、キリスト教、メタバース、街づくり、経済政策、社会福祉
――現代社会の根本問題に対する、タブーなき議論が満載!


コロナ禍で、「仲間が消えた社会、人間の叡智が湧き出ない社会。システム化・画一化で危機に脆弱な社会」という“日本の弱み”をさんざん見せつけられた状況だ。そこで本書では、①経済第一主義の社会で失ってきたものが何だったのかを、社会学的見地から明示し、②日本人が本来、大切にしてきた生き方、社会の在り方とは何か説く。その上で、③本来的な生き方や社会を取り戻すため、ポストコロナで日本人の意識をどう目覚めさせるか。➃平成そして令和の経済・社会政策で失った何を復活すればよいのかと提案する。「前向き」な道筋を交えながら、日本社会の新たな在り方、幸福論を提示する。

著者略歴

著:宮台真司
社会学者。大学院大学至善館特任教授。東京都立大学教授。東京大学文学部卒(社会学専攻)。同大学院社会学研究科博士課程満期退学。大学と大学院で廣松渉・小室直樹に師事。1987年東京大学教養学部助手。1990年数理社会学の著作『権力の予期理論』で東京大学より戦後5人目の社会学博士学位取得。権力論・国家論・宗教論・性愛論・犯罪論・教育論・外交論・文化論で論壇を牽引。政治家や地域活動のアドバイザーとして社会変革を実践してきた。2001年から「マル激トーク・オン・ディマンド」のホストを務め、独自の映画批評でも知られる。社会学の主要著書に『私たちはどこから来て、どこへ行くのか』(幻冬舎文庫)、『日本の難点』(幻冬舎新書)、『14歳からの社会学』(ちくま文庫)、『子育て指南書 ウンコのおじさん』『大人のための性教育』(ともに共著、ジャパンマシニスト社)、映画批評の主要著書に『正義から享楽へ』『崩壊を加速させよ』(blueprint)がある。
著:藤井聡
1968年奈良県生まれ。京都大学大学院工学科教授。同大学レジリエンス実践ユニット長。『表現者クライテリオン』編集長。京都大学工学部卒、同大学大学院修了後、同大学助教授、イエテボリ大学心理学科研究員、東京工業大学教授を経て、2009年より現職。2018年よりカールスタッド大学客員教授。主な著書に『社会的ジレンマの処方箋』(ナカニシヤ出版)、『大衆社会の処方箋』(共著・晶文社)、『こうすれば絶対よくなる! 日本経済』(共著・アスコム)など多数。

ISBN:9784828424255
出版社:ビジネス社
判型:4-6
ページ数:272ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2022年09月
発売日:2022年09月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB