自分でできる!熟睡脳のコツ
著:酒谷薫
内容紹介
脳をリラックスさせ、認知予防にも役立つノウハウが満載!
「夜なかなか眠れない」「朝、スッキリ起きられない」「寝ても寝ても眠い」「でも、睡眠薬には頼りたくない」という人のための、中国医学に基づいた体に優しい睡眠方法を、東大で研究を続ける医師が徹底解説!
働き盛りの30~50代の男性だけでなく女性も多い睡眠不足。今や5人に1人が「睡眠で休養が取れていない」、「何らかの不眠がある」と回答しています。さらに、加齢による不眠も増加し、60歳以上の方では約3人に1人が不眠を訴える時代になりました。その反面、西洋のクスリや治療には頼りたくない人も多いはず。そんな人に向けて、東大などで中国医学の研究を進める脳神経の専門家が、東洋式の体に優しい睡眠方法を徹底解説。睡眠負債の実態から、認知症(アルツハイマー病)やうつ病への意外な影響、そして脳の働きに至るまで、西洋医学の知識と東洋医学の知識を合わせた独自のメソッドで解き明かす。さらに、ツボマッサージ、薬膳や太極拳、生活習慣の改善策などなど、明日からスッキリ目が覚め、ぐっすり眠れるメソッド満載の一冊です。
----------------------------------------------------------------------------------------- 本書は、東洋医学と現代医学の本当にいいところ、効くやり方だけを集めて、
不眠解消法について解説したこれまでにない本です。
あとで詳しく説明しますが、私は脳神経外科の医師であると同時に、
東洋医学の研究も進めてきました。 そんな経験をもとに、睡眠不足、不眠を解消し、
睡眠の質を上げるにはどうしたらいいのか。
これから、そのエッセンスをたっぷりと紹介していきます――「はじめに」より
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目次
はじめに
1. だれでも経験する睡眠不足
2. 「睡眠(休養)は、栄養、運動と並ぶ健康の3要素」
3. 「睡眠負債」:睡眠不足が続くとどうなるのか?
第1章 睡眠不足が続くとどうなるのか?
4. 仕事の効率が上がらない、経済的損失
5. 女性の場合は美容の問題、肌荒れ、ニキビなど
6. 肥満・糖尿病・高血圧などの生活習慣病
7. 認知症(アルツハイマー病)の原因にもなることが分かってきた
第2章 色々な不眠症 あなたはどのタイプ?
8. 不眠症の4つのタイプ
9. 医者にかかったほうが良い睡眠不足
10. うつ病:
11. 「夜食べないと眠れない症候群」(夜間摂食症候群)
第3章 ストレスと不眠症は切っても切れない関係
12. ストレスと睡眠不足の悪循環
13. ストレスによるからだとこころの変化
14. ストレスによる物忘れ(海馬の障害)
15. 脳トレの功罪
第4章 脳科学で治す不眠症
16. レム睡眠、ノンレム睡眠は?
17. なぜ朝日を浴びるとよく眠れる
18. 脳のストレスが睡眠不足の原因
19. 脳の左右の活動バランスでストレスが決まる
20. ストレス脳でもアロマでリラックス脳に代わる
21. 化粧をすると脳機能がアップする
22. お風呂の入り方:
第5章 食事で治す不眠症とストレス
23. ストレスが増える食事、減る食事(疫学研究)
24. 睡眠を制御するホルモンであるメラトニンを生成する
25. 不眠症を予防する食事
26. 睡眠不足だと睡眠に悪い食事をとる悪循環
第6章 東洋医学で治す不眠症
27. 東洋医学における臓器は五臓六腑だが脳という臓器がない。
28. 脳の病気はからだ全体で考える。
29. 不眠症は、心、肝、脾の障害
30. 脳と体は一体化している
31. からだから脳を治す
32. 眠たくなるツボマッサージ (鍼灸師のコメント)
33. 薬膳の食材で治すストレスと不眠(薬膳師のコメント)
34. 薬局で買えるストレスと不眠に効く漢方薬
35. 気功で心を整える