日本書紀研究 第34冊
編:日本書紀研究会
紙版
内容紹介
現存史籍最古の峻峰『日本書紀』を考古学・民俗学・文化人類学等、学的な関心により多側面から検討、高峰を極める歴史家の直截犀利な各論文を収める。
毎年1回発行。
第Ⅰ部に「聖徳太子(廏戸皇子)歿後1400年によせて」という項目を設けました
目次
第Ⅰ部 聖徳太子(廏戸皇子)歿後1400年によせて
聖徳太子と推古朝の外交政策(塚口義信)
廐戸皇子の四天王誓願と物部守屋の稲城─蘇我・物部戦争の真相─(平林章仁)
「磯長墓」小考─聖徳太子墓と叡福寺北古墳─(荊木美行)
第Ⅱ部 各論
天火明命(火明命)の系譜と尾張連祖注記について(上遠野浩一)
『日本書紀』における履中天皇像─履中紀五年条を中心に─(阪口由佳)
大嘗祭の基本構造とその形成・成立(塩川哲朗)
三輪山の神と大物主─大物主祭祀伝承を考える─(中井かをり)
白村江の戦いの再検討(若井敏明)
市辺押磐皇子と青海(飯豊)皇女から弘計・億計二王へ─伝承の歴史地理的考察─(渡里恒信)