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神道文化の展開

著:村山 修一

紙版

内容紹介

①神道文化の誕生、②神道の変貌と展開、③遺宝と史料の三部にまとめ、あまり知られていない神像彫刻など神道に関する論文を中心に、著者の学問世界の基礎を提示する。

目次

 序 神社について
第一部 神道文化の誕生
  第一章 神道文化の淵源-日本的美の観念の発生-
  第二章 日本神像美術の研究
  第三章 神像彫刻の特質
  第四章 日本の御子神信仰
  第五章 松尾大社の鎮座について
  第六章 生贄の解釈
第二部 神道の変貌と展開
  第一章 古代日本の仏教と神々
  第二章 神と仏-その習合の歴史-
  第三章 中世に於ける神々の勧請
  第四章 大祓に見る道教の影
  第五章 神木思想と陰陽道・仏教の交渉
  第六章 中世末期に於ける社寺の勧進について
  第七章 吉田神社と大元宮
  第八章 外来宗教の伝播と民俗信仰
  第九章 新義真言宗における神祇思想の発祥と三輪流神道
第三部 遺宝と史料
  第一章 ある神像図巻
  第二章 和鏡に刻された神影像
  第三章 仁和寺蔵「八幡三神像」について
  第四章 羽黒山信仰とその美術
  第五章 天台宗寺院鎮守の神像について-葛川明王院と兵庫太山寺-
  第六章 陰陽道の祭文と修験者
  第七章 愛宕という地名と信仰
  第八章 山王院の山王七社神像に就いて
あとがき-公刊の経緯-(嵯峨井建)

著者略歴

著:村山 修一
1914年生まれ。
京都大学文学部史学科卒業。
大阪女子大学名誉教授。文学博士。
2010年逝去。
著書に『山伏の歴史』『日本陰陽道史総説』『習合思想史論考』『天神御霊信仰』『皇族寺院変革史』『変革期の人傑』『日本先覚者列伝』『安土桃山時代の公家と京都』など。

ISBN:9784827313253
出版社:塙書房
判型:A5
ページ数:438ページ
定価:13000円(本体)
発行年月日:2021年11月
発売日:2021年12月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRRL3