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「欲しい!」はこうしてつくられる

脳科学者とマーケターが教える「買い物」の心理

著:マット・ジョンソン
著:プリンス・ギューマン
訳:花塚 恵

紙版

内容紹介

あなたの買い物はすべて「仕組まれていた」?

広告に使われる派手な色、キャッチーなCMソング、そして商品のレイアウトなど、
ありふれた買い物の背後には企業が消費者に買わせるための〈見えない〉罠で溢れていた。

企業があなたの「欲しい」をいかに誘導しているかを、
脳科学×マーケティング=ニューロマーケティング
の注目のジャンルから、実例を元に徹底解説。

・なぜ広告の時計の針は10時10分を指しているのか?
・なぜファストフード店のロゴは赤と黄色なのか?
といった普段の買い物に潜む、企業による見えない誘導から、
・なぜ欲しいものが手に入ったのに、また新しいものを欲しがるのか?
・なぜ去年買ったばかりのiPhoneを、今年も新調してしまうのか?
・なぜ特定の何かを好きになり、それを欲してしまうのか?
など人の行動心理まで、多岐にわたり紹介していきます。

脳科学のスペシャリストと世界的企業で活躍するマーケターがタッグを組み、
普段の買い物やネットショッピング、SNSまで「欲しい」の心理を解き明かします。
「買い物をする側」である消費者のみならず、
人の消費者心理や行動心理を知りたい「売り込む側」であるマーケターにもおすすめの一冊となります。

目次

目に見えないものを見る力
第1章 あなたが食べているのはメニュー――舌を騙すマーケティングのトリック
第2章 アンカーを下ろす――相対性の神経科学
第3章 瞬間をつくる――マーケティングの機会は体験と記憶の狭間にある
第4章 記憶をリミックスする――過去をたどると人は前へ進む
第5章 二つの意識――消費者が決断を下すときに衝動が果たす役割
第6章 快−不快 =購入――快・不快が購入にどうかかわるのか
第7章 依存2・0――デジタル時代における強迫行動を収益化する
第8章 人はなぜ特定の何かを好きになるのか――好みという奇妙なものを探る
第9章 共感と人間どうしのつながり――ブランドが密かに使う言語
第10章 あらゆるものの本質――本質主義を知り、愛着(と売上)の生まれ方を理解する
第11章 ミドリミナル――ミドリミナル・マーケティングを知る
第12章 マーケティングの未来

著者略歴

著:マット・ジョンソン
脳科学者。ハルト・インターナショナル・ビジネススクール教授。作家、研究者、講演家としても活動する。プリンストン大学で認知心理学の博士号を取得。現在は、神経科学の視点から消費者体験や意思決定の理解を深めることを中心に研究を行っている。
著:プリンス・ギューマン
マーケター。ハルト・インターナショナル・ビジネススクール教授。専門はニューロマーケティング。マット・ジョンソンとともにウェブサイト「ポップニューロ」を創設し、科学にもとづく消費者の理解の周知やニューロマーケティングの倫理的な活用を推進している。
訳:花塚 恵
翻訳家。福井県福井市生まれ。英国サリー大学卒業。英語講師、企業内翻訳者を経て現職。主な訳書に『LEADER’S LANGUAGE』(東洋経済新報社)、『天才科学者はこう考える』(ダイヤモンド社)、『これからの生き方と働き方』(かんき出版)、『苦手な人を思い通りに動かす』(日経BP)などがある。

ISBN:9784826902342
出版社:白揚社
判型:4-6
ページ数:408ページ
定価:2500円(本体)
発行年月日:2022年01月
発売日:2022年01月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJS