日本語版出版にあたって
1 はじめに
コミットするのか、見直すのか
2 THORPの端緒──六〇年代から八〇年代まで
英国再処理の歴史
THORPの端緒
ウィンズケール公開審問会
一九七八年の国会討論
コミットメントの拡大と固定化
八〇年代──変動あり、変更なし
3 外国との関係──ドイツ、日本、米国、フランス
ドイツ
日本
協力なくして撤退ならず
米国
フランス
4 英国の国内事情
エネルギー省(現・貿易産業省)
原子力発電事業者
スコティッシュ・ニュークリア社
国防省
5 THORPの認可をめぐる紛糾
6 政府内評価
個人と集団の責任
決定を手堅くする
コスト─ベネフィット分析
真実味の審査
ウィン─ウィン・オプション
日本の返報への不安
7 THORP反対運動の蹉跌
グリーンピースの挑戦
世論
8 終盤戦──国会、認可、そして司法審査
一九九三年の国会討論
さらなる公開諮問
司法審査
ありがたくない現実
9 最終幕──一九九四年から一九九九年
プルトニウムの返還
放射性廃棄物の返還
ドイツの足掻き
10 悪弊、原因、改善
六つの悪弊
戦略、構造、決定プロセス上の失錯
評価手法
教訓と問題提起
11 THORPの行く末
解説
訳者あとがき
資料(略語一覧/THORP年表/参考文献)