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Windows Sysinternals徹底解説

改訂新版

無償ツールで極めるトラブルシューティングテクニック

著:Mark Russinovich
著:Aaron Margosis
訳:山内 和朗

紙版

内容紹介

 本書は“Windows Sysinternals Administrator's Reference”(Microsoft Press、2011年)の改訂版である“Troubleshooting with the Windows Sysinternals Tools”(Microsoft Press、2016年)の日本語翻訳版です。「Sysinternals」という言葉を聞いたことがなくても、Process ExplorerやProcess Monitor、PsExecならご存知のかたも多いでしょう。これらはすべて「Sysinternalsユーティリティ」に含まれるツールです。SysinternalsユーティリティはWindowsの診断、トラブルシューティング、最適化に役立つツールの総称で、Microsoft TechNetサイトで無償提供されています。Windows Server 2016から提供開始されたNano Serverで利用できるサブセット版も公開されています。
 本書はSysinternalsユーティリティの使い方の詳細なガイダンスと、それを補足するWindows内部の技術解説を提供します。ユーティリティの生みの親であるMark Russinovichと、WindowsのエキスパートであるAaron Margosisの解説により、ファイル、ディスク、プロセス、セキュリティ、Windows管理用の、多数の無償ツールの特徴と機能をより深く知ることができます。
 今回の改訂では、ProcDumpの章が新たに追加されたほか、第3部のトラブルシューティングの事例が大幅に加筆されています。日本語版では原書発行後に行われたツールの更新をできる限り反映し、日本語版Windows環境で基本的な動作確認を行いました。

目次

第1部 はじめに
第1章 Sysinternalsユーティリティの始め方
第2章 Windowsのコアの概念を学ぶ

第2部 リファレンスガイド
第3章 Process Explorer
第4章 Autoruns
第5章 Process Monitor
第6章 ProcDump
第7章 PsTools
第8章 プロセスと診断のユーティリティ
第9章 セキュリティのユーティリティ
第10章 Active Directoryのユーティリティ
第11章 デスクトップのユーティリティ
第12章 ファイルのユーティリティ
第13章 ディスクのユーティリティ
第14章 ネットワークと通信のユーティリティ
第15章 システム情報のユーティリティ
第16章 その他のユーティリティ

第3部  トラブルシューティング―“原因不明の…の問題”
第17章 エラーメッセージ
第18章 クラッシュ
第19章 ハングアップとパフォーマンスの低下
第20章 マルウェア
第21章 システムの挙動を調査する
第22章 ソフトウェア開発におけるトラブルシューティング

著者略歴

著:Mark Russinovich
Microsoft Azureの最高技術責任者(CTO)。2006年にMicrosoftが買収するまではWinternals Software社でSysinternalsをはじめ数多くのWindows管理・診断ユーティリティを開発・公開し、人気を集めた。
著:Aaron Margosis
Microsoftのグローバルなサイバーセキュリティ部門のプリンシパルコンサルタント
訳:山内 和朗
フリーランスのテクニカルライター。岩手県花巻市在住。

ISBN:9784822298968
出版社:日経BP
判型:B5変
ページ数:740ページ
定価:5500円(本体)
発行年月日:2017年06月
発売日:2017年06月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:UB