スタンフォード物理学再入門 量子力学
著:レオナルド・サスキンド
著:アート・フリードマン
訳:森 弘之
紙版
内容紹介
「量子力学が奇妙なものであることは
誰もが知っている。
しかし、どのように奇妙であるかを
正確にいえる人は、ほとんどいない」(本文より)
ひも理論の先駆者で、ホーキング博士との
「ブラックホール論争」で有名な
サスキンド教授による、美しい量子力学の解説。
「社会人向けの講座をもとにしていることから、非専門家を対象とした読み物かと思って手にすると、予想外の手強さに面食らうかもしれません。内容は決して平易なものではありません。むしろ、量子力学をまったく学んだことがない人にとっては、難しい本に違いありません。
初学者には難しい本かもしれないと書きましたが、だからといって、量子力学の一般的な教科書を読むことに比べれば、概念の説明に十分な紙面を割き、シュレディンガー方程式を解く数学的技法に固執しないという点で、読破するのに長い時間はかかりません。」
(訳者あとがきより)
目次
第1章 系と実験
第2章 量子状態
第3章 量子力学の原理
第4章 時間と変化
第5章 不確定性と時間依存性
第6章 結合系:絡み合い
第7章 さらに、絡み合い
第8章 粒子と波
第9章 粒子の力学
第10章 調和振動子