出版社を探す

女性ホルモンの教科書

わたしのカラダは、私が守る

著:黒住 紗織
著:佐田 節子
編:日経ヘルス

紙版

内容紹介

イライラ、腹痛、太りやすい、肌荒れ、疲れる、冷え性……
いつも気になっているその不調、放っておいて大丈夫ですか?

「決して快適ではないけれど、我慢できるし……」。
「毎月のことだけれど、みんなもこんなものでしょう?」
そんなふうに思って、放置している人が多いようですが、
それもこれも、女性ホルモンが乱れているサインかも。
そして、放置しているあなたは、知らない間に「損」をしているかもしれません。

女性ホルモンは女性を若々しく、キレイにしてくれる「守護神」。
でも、実は女性の人生を左右するほどの裏の顔を沢山持ち合わせています。
たとえば、上記の不調以外にも――

イライラする自分を抑えきれなくて、とうとう大切な人間関係を壊してしまった。

毎月の腹痛、鎮痛剤で痛みを抑えていたら不妊になってしまった。

集中力が落ちて、疲れやすくなって自分の体に自信を持てず、昇進の機会を逃してしまった……
こんな重要なことにまで、女性ホルモンがかかわっている可能性があるんです。


もし知っていたら、上手に回避できたはずの「女性ホルモントラブル」って、
意外とたくさんあります。あなたは今より、もっと快適に暮らせる可能性があるのです。
そして、「知っていれば私には違う人生があったはず――」なんて後悔は絶対にしたくありません。
そこで、本書の登場です。
なかなか学校でも教えてもらえず、親も話してくれない「女性ホルモンと女の一生の関係」に関する
大切な知識を、ナンバーワン健康雑誌『日経ヘルス』の女性記者2人が、

● 科学的根拠がある最新情報をもとに、わかりやすく簡潔にまとめました。
● イラストやデータも豊富で、読みやすい構成です
● 困ったときの対処法がわかります
● 10代から50代まで、母娘3代の女性が、気になったときにすぐ読める保存版です
● 人に聞けない「女のカラダ」の疑問や不安が一挙に解消します

さっと読めるのに、現代女性に必要なポイントはギュッとまとめられている!
これからの社会をハッピーに生きたい女性のための保存版の一冊です

目次

「知らなかった」で後悔しないために

Chapter1 女性ホルモンは何をしている?

どのくらい知っている? 女性ホルモン検定
ようこそ女性ホルモンワールドへ 女性ホルモンには8つの顔があります!
1 女性ホルモンと女の一生
2 女性ホルモンには2種類あります
3 脳と卵巣の連携プレー
4 毎月の“波”と一生の“波”があります
◆ まとめ

Chapter2 20~30代は女性ホルモン黄金期です

1 健康とキレイの守護神
2 知性もやる気もエストロゲンのおかげ
3 女性ホルモンの大事なお仕事、「月経」
4 女性ホルモンの最大のミッション、「妊娠」
5 体温でわかる月経、妊娠
 コラム ●上手な婦人科受診の仕方
6 望まない妊娠を避ける女性の知恵
 コラム●避妊に失敗!! そんなときは72時間以内に緊急避妊薬を
7 性感染症は、おりものの変化がサイン
8 若い世代を襲う子宮頸がんに気をつけて
 コラム ●子宮頸がんワクチン、どうすればいい?
◆まとめ

Chapter3 女性ホルモンの裏の顔

1 女性ホルモンの光と影
2 月経前のイライラ……。6割が悩むPMS
3 PMSはなぜ起きるの?
4 PMSは治療でラクになります
 コラム ●PMSの症状を和らげるハーブの市販薬もあります
5 セルフケアで症状を和らげましょう
6 月経痛が重い人は子宮内膜症を疑って
7 月経痛が強い「子宮腺筋症」は40代に多い
8 良性だけど、卵巣嚢腫は放置しないで
 コラム ●「低用量ピル」「OC」「LEP剤」、何がどう違うの?
9 月経量が多くて困る……原因は子宮筋腫かも
 コラム ● 経血量が正常かどうかは、どうやって知ればいい?
10 「月経が来ないのは楽ちん!」は後が怖い
 コラム ●極端なダイエットや精神的ストレスが無月経や月経不順の原因に
11 月経不順や無月経を回復させるための方法
◆まとめ

Chapter4 卵子の老化が進みます

1 初産年齢31歳、晩産化が進んでいます
2 卵子の数は胎児のころが一番多い
 コラム ●卵子の在庫数がわかる!?“卵巣年齢”を知る検査があります
3 30代後半から妊娠力はがくんと低下します
4 不妊原因は年齢、排卵障害、卵管の詰まりなど
5 内診や血液検査などで不妊原因を探ります
6 不妊治療は3段階のステップアップで
  コラム ●休眠中の原始卵胞を活性化させる最新治療 早発閉経の人も妊娠が可能に
7 高齢出産は、お母さんも赤ちゃんもキケン
  コラム ●卵子凍結って当てになるの?
8 お母さんになりたい人は「やせ」はNG
9 男女で同時に治療開始! これが一番の近道
10 男性不妊の原因は? どんな検査をするの?
11 無精子症でも治療が可能に!
 コラム ●妊娠しやすい体づくり 不妊治療にも漢方の出番
12 「妊活」でやっておきたい7つのこと
 コラム ●脳にできた腫瘍が不妊原因に ご安心を。薬で治せます
◆ まとめ

Chapter5 女性ホルモンが急激に減り始めます

アンケート調査で浮かび上がったこれが「更年期のリアル」
1 更年期って?
2 更年期はなぜ起こるの?
3 「更年期症状」と間違えやすい病気があります
4 8割の人は「やり過ごせる程度のつらさ」
5 更年期がつらいのはどんなタイプの人?
6 閉経はいつ、どんなふうにやって来る?
 コラム ●予定が立たない突然の大量出血…… 更年期の月経不順の良い対処法は?
7 閉経後は、外見や夫婦関係に変化がある?
8 “更年期かも”症候群って何?
 コラム ●更年期や閉経の見極めは、1回の血液検査ではわからない
9 2大治療はホルモン補充療法と漢方療法
10 女性ホルモンを補い、症状を和らげる治療法
11 アンチエイジング的な効果で病気の予防も
12 HRTの開始は閉経後5年以内がベスト
  コラム ●低用量ピルを使っている人は、更年期にHRTに切り替えを
13 月経のような出血を起こす投与法もあります
14 5歳未満なら乳がんの心配はほぼありません
15 漢方は更年期の強い味方です
16 漢方薬は体質に合ったものを
17 漢方は心の不調や不眠によく効きます
18 更年期の食事 大豆は1日数回に分けて
19 “スーパー”イソフラボン「エクオール」
20 アロマや運動もセルフケアに取り入れて
21 増えてくる「物忘れ」。認知症との違いは?
22 “更年期うつ”と本当のうつ病を間違わないで
23 ホルモン変動が影響する“更年期高血圧” 202
24 閉経後の10年で骨密度は2割も減ります
25 人にいえない閉経後の“デリケート”な悩み
26 気をつけて! 子宮体がん。サインは不正出血
27 閉経は悪いことばかりじゃない!
◆まとめ

Chapter6 頼りになる相談先、受診先を見つけましょう

協力いただいた12人の「女性ホルモン・スペシャリスト」
女性ホルモン関連の治療で頼りになる全国の医療機関87
こんな情報源も活用!
オリジナル基礎体温シート

ISBN:9784822238247
出版社:日経BP
判型:4-6
ページ数:232ページ
定価:1300円(本体)
発行年月日:2016年06月
発売日:2016年06月04日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VFD
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:MKC