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発達障害のある子どもを支援する 特別支援教育支援員ができること

監:小池 敏英
他著:松尾 麻衣
他著:成 基香

紙版

内容紹介

授業中に教室を飛び出してしまう子、友達に手が出てしまう子、注意しても教科書を出さない子…今、学校にはそんな子どもが増えています。その子どもは発達障害かもしれません。発達障害の子どもは周りから「困った子」と思われがちですが、本当は「困っている子」。年齢に応じた適切な支援が必要です。
本書では、特別支援教育支援員が知っておきたい発達障害に関する基本知識から、学校でよくある場面での具体的な支援事例まで、支援員として知っておきたい支援の基本や考え方が分かります。

目次

はじめに
■第1章 支援員の役割や心構えについて知りましょう
1特別支援教育支援員の役割
2日本の特別支援教育の方向性
3子どもに寄り添う「あたたかい支援」とは
4支援員としての心構え①ー個別の指導計画·個人情報·安全管理
5支援員としての心構え②ー子どもを観察し、自分の支援を振り返る
コラム1自分を理解してくれる人がいることの大切さ
■第2章 発達障害とその支援について知りましょう
1学習障害(LD)
2注意欠陥多動性障害(ADHD)
3自閉症スペクトラム(ASD)
4その他の支援が必要な障害
コラム2二次障害を生じさせないために
■第3章 事例から学びましょう
学校生活に関すること
事例1全体指示で行動するのが難しい子どもの支援
事例2じっとしていることが苦手な子どもの支援
事例3おしゃべりが多い子どもの支援
■第4章 学習支援の基本と支援の例
1学習支援の基本
2国語の学習支援の例①
3国語の学習支援の例②
4国語の学習支援の例③
5算数の学習支援の例①
6算数の学習支援の例②
7副教材やICT機器を使った学習支援
コラム4 子どもが「自分でできた!」と思えるように
参考文献

著者略歴

監:小池 敏英
小池 敏英 尚絅学院大学特任教授。東京学芸大学名誉教授。博士(教育学)。
NPO 法人ぴゅあ・さぽーと理事長。専門は LD の子どもの認知評価と学習支援,発達障害や重症心身障害のある子どものコミュニケーション支援。主な書籍に 『“遊び活用型” 読み書き支援プログラム 学習評価と教材作成ソフトに基づく統合的支援の展開』(図書文化社,共編著)など
他著:松尾 麻衣
松尾 麻衣 NPO 法人ぴゅあ・さぽーと支援相談員。
東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科修了。博士 ( 教育学 )。社会福祉法人鶴風会西多摩療育支援センター等で心理士として勤務し,発達障害児者の診断,療育,保護者の相談などを担当。幼稚園,保育園,学校,特別支援学校の巡回相談にも携わる。2020 年 1 月から現職。
公認心理師,臨床心理士。
他著:成 基香
成 基香 NPO 法人ぴゅあ・さぽーと支援相談員。
東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科修了。博士(教育学)。東京都立東大和療育センター分園よつぎ療育園等で心理士としての勤務を経て 2020 年 12 月より現職。
公認心理師,臨床発達心理士。専門は,臨床発達心理学,特別支援教育,発達支援,学習支援。

ISBN:9784820807391
出版社:日本標準
判型:A5
ページ数:128ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2023年03月
発売日:2023年03月08日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNS