出版書誌データベース

第二次大戦後、急拡大した兵器取引の背景には何があったのか。冷戦期の米ソによる経済・軍事援助と武器移転、日本を含むアジア諸国の軍事的自立化との関係を解明する。

　序　章　冷戦期アジアの軍事と援助　横井勝彦
第Ⅰ部　冷戦前の軍民転換・武器移転・地域経済
　第1章　総力戦と非軍事工業の軍需生産動員・変容の日英比較　白戸伸一
　第2章　光学産業における疎開工場の意義　山下雄司
　第3章　インド航空機産業の創設と国際ネットワーク　アパラジス・ラムナス
第Ⅱ部　冷戦期の国際援助
　第4章　戦後アメリカの対外軍事援助と軍産複合体　須藤功
　第5章　アメリカの具術援助とインド鉄鋼業　下斗米秀之
　第6章　南アジアにおける英米の軍事援助交渉　渡辺昭一
第Ⅲ部　冷戦期アジアの軍事的自立化
　第7章　冷戦期インドの軍事的自立化と頭脳流出　横井勝彦
　第8章　冷戦以降の台湾の安全保障政策　劉復國
　第9章　韓国の安全保障政策の特徴と冷戦期における軍事的独立の追求　ソン・キョンホ
　第10章　冷戦期日本の防衛産業と武器移転　纐纈厚

編著：横井勝彦
明治大学商学部教授・国際武器移転史研究所所長

他著：白戸伸一
明治大学国際日本学部教授

他著：山下雄司
日本大学経済学部准教授