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フランス古典経済学研究

著:平田 清明

紙版

内容紹介

フィジオクラシーの思想的基礎。小農経営と危機的な再生産=蓄積。英国古典派に拮抗するもう一つの古典経済学。著者初期の苦闘の後を遺す未公刊学位論文。

目次

目次
第一部 フランス古典経済学の基本性格
 序 言:フランス古典経済学の復位
 第一論文:フランス古典経済学の理論的(基本)性格
     ケネー『経済表』とシスモンディ『新原理』の理論的統一性
 第二論文:再生産過程把握における生産資本循環の意義 
     古典経済学研究の理論的基準確定のために
第二部 ケネーにおける自然法思想と経済学 イギリス古典経済学(スミス)との関連において
 第一論文:Aケネーにおける動物生理学と政治経済学
      Bフィジオクラシィと経済科学
 第二論文:AケネーとスミスⅠ 『国富論』第四篇における「農業主義」批判をめぐって
      BケネーとスミスⅡ スミスの重農主義批判
第三部 シスモンディの再生産=蓄積論と分割地所有論 フランス古典経済学の独自的性格
 第一論文:シスモンディ経済学の再検討 その再生産=蓄積論の基本構成をめぐって 
 第二論文:シスモンディの分割地所有論 経済学的ロマン主義の特徴づけに寄せて
補 論
 Aスミスとシスモンディ B分割地所有と地代範疇 C分割地所有と土地価格

著者略歴

著:平田 清明
昭和~平成に活躍した著名な経済学者 京都大学名誉教授 専門は経済史、マルクス経済学   名古屋大学、京都大学、神奈川大学、鹿児島大学等で活躍  

ISBN:9784818825376
出版社:日本経済評論社
判型:A5
ページ数:480ページ
定価:6500円(本体)
発行年月日:2019年10月
発売日:2019年11月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCA