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21世紀南山の経済学 6

リーマンはなぜ破綻したのか

われわれは皆、非自発的ギャンブラーである

著:荒井 好和

紙版

内容紹介

リーマン・ブラザーズの破綻にいたる行動を追いながら、アメリカの金融自由化の問題点を探る。ひいては、アメリカを手本に進められる日本の「金融立国化」に警鐘を鳴らす。

目次

Ⅰ アメリカの金融システム
 1 新しいプレーヤーの参加――シャドウ・バンクの台頭
 2 リーマン・ブラザーズとはどのような会社なのか?
Ⅱ リーマン・ブラザーズはなぜ経営破綻したのか?
 1 ハイ・レバレッジ経営
 2 新たな成長戦略の誤算
 3 リスクの蓄積と流動性不足
Ⅲ 金融規制・監督の落とし穴
 1 金融自由化と銀行の証券業務進出
 2 証券取引委員会(SEC)の規制放棄とハイ・レバレッジ依存経営
 3 リスク管理の落とし穴――SECの監督体制
Ⅳ 金融自由化の帰結
 1 金融自由化はアメリカ経済に何をもたらしたか?
 2 金融の役割とは何か?
 3 証券化と資本市場の肥大化
Ⅴ これからの日本の金融システム――「金融立国」の実体はギャンブルのススメ?
 1 ビジネスモデル――離脱か追従か?
 2 家計の資産選択問題
 3 「金融立国」は幻想である――家計のリスク負担能力は限界
   おわりに
Ⅵ 補 論 
 1 レバレッジと収益率について
 2 証券化について

ISBN:9784818824225
出版社:日本経済評論社
判型:A5
ページ数:64ページ
定価:700円(本体)
発行年月日:2016年03月
発売日:2016年04月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KFF