労務管理の生成と終焉
編著:榎 一江
編著:小野塚 知二
紙版
内容紹介
いつ、いかにして労務管理は誕生したか。19~20世紀イギリス、アメリカ、フランス、日本で労務管理の生成・定着の条件を解明する。企業と労働に関わる産業の社会的・歴史的現象を比較し、労働の請負化や在宅化、企業外化などの現状を考える基礎とする。
目次
序 章 労務管理の生成とはいかなるできごとであったか 小野塚知二
第1章 日本労務管理史研究の射程 木下順
第2章 フランス金属工業における熟練資格と労働者管理 清水克洋
第3章 管理問題発見の主体と主観 小野塚知二
第4章 工場徒弟制から「人事管理」へ 関口定一
第5章 フランスにおける「カードル(cadre)」層の形成過程 松田紀子
第6章 日本製糸業における労務管理の生成とジェンダー 榎一江
第7章 会社徒弟制のトランスナショナル・ヒストリー 木下順
第8章 戦前期日本電機企業の技術形成と人事労務管理 市原博
第9章 日本の労働者にとっての会社 禹宗* *は木偏に元