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　本書は自動車産業の認証規格であるIATF 16949が求める品質の確保と改善活動において、統計的方法をどのように活用するかについて解説したものです。IATF 16949でコアツールと称される統計的工程管理（SPC）、測定システム解析（MSA）の解説に加え、抜取検査、多変量解析の活用の仕方についても解説しています。IATF 16949および参照マニュアルで使われる用語（訳語）と、品質管理で一般的に使われる用語には違いがあることや、統計的方法を適用する際に留意すべきことを太字で示すなどの工夫がなされています。
　また、統計的方法に関する記述だけでなく、実際のデータを用いた解析例も紹介しており、この解析においてはMinitabと呼ばれる統計ソフトウェアを利用しています。解析例のデータも無料でダウンロードできるようにしています。

第1章　IATF 16949と統計的方法
第2章　Minitabと統計的方法
第3章　統計的方法の基本
第4章　管理図
第5章　工程能力の把握と分析
第6章　測定システム解析（MSA)
第7章　抜取検査
第8章　多変量解析の活用
付録1　Minitabの統計支援機能
付録2　非正規データの工程能力分析

編著：内田 治
内田治
東京情報大学　総合情報学部　准教授
専門分野は、統計解析、多変量解析、実験計画法、品質管理、データマイニング、アンケート調査、官能評価。

他著：行武 晋一
行武晋一
株式会社構造計画研究所　品質安全デザイン室　室長

他著：伊藤 侑也
伊藤侑也
株式会社構造計画研究所　品質安全デザイン室　Minitabチーム　プロダクトマネージャー